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海里 牙歌3

前回のあらすじぃ!

牙歌から特殊能力を聞き出したモブ男。

だが、なにか考えていることがあるようで、、、

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牙歌(きばか)が言うには特殊能力は溜め。

力を溜めておくことができる能力。

牙歌の言っていた能力は、デスゲーム開始前と同じなので、こちらも嘘ではないのではないかとモブ男は考える。


(ん?待てよぉ)

信用してよいと思っていたが、モブ男はある牙歌(きばか)の発言を思い出す。

それは前回のループのこと。


「おれが止まれる特殊能力を持ってたからよかったものの、もしぶつかってたら大けがではすまなかったんだぞ!」


こう言っていた。

つまり、牙歌(きばか)は止まれる特殊能力を持っていると言うことなのだ。

(止まれる特殊能力って何だろう?)

(ある意味、力を溜めれる特殊能力で、溜めてた力を使えば走ってる身体を止められるとは思うけど、、、)

(少しあやしいなぁ)


「ふむふむ。なるほど」


「ん!何か思いついたのか?」


「いや。全く。何も思いつかない」


「・・・」

「なんだそりゃ。じゃあ、さっきのなるほどって言っていたのは何だったんだよ」


モブ男は牙歌(きばか)が本当のことを言っているのか考えていたので、全くデスゲームの攻略法は考えていなかった。

ということで、さらに時間を稼ぐために話題をそらす。


「ねぇ。お兄さんはこの家を破壊できないの?」

「この屋敷ごと破壊できればデスゲームは終わると思うんだけど」


「家ごと破壊する?」

「、、、はぁ。知らないのか?」

「デスゲーム中に逃げることはできなくなっているんだぞ」


もちろんそんなことは分かっている。

だが、あえて知らないふりをし、質問攻めにして時間を稼ぐつもりなのだ。

その間もモブ男は考え続ける。

(もう1回戦ってみる?そうしてまた(こう)に制止してもらって、そのときに能力を聞いてみようか)

(でも、そうなると今回のループは使えないなぁ。他のことも聞いてみるか)


「やるだけやってみてよ。溜めれるなら10秒溜めただけで、もとの80倍の力が出るんじゃないの?」

「それに、脱出ができないだけで破壊はできるんじゃない?」


「ふぅむ。まあ、そう言うならやってみるか」

「フゥゥゥゥンッ!」


牙歌(きばか)が力を溜める。

おそらく残り時間は2分を切っているだろうから、もう少しで時間切れとなる。

それまでにどれだけの情報を読み解けるかが鍵だとモブ男は思った。


「フンッ!」


牙歌(きばか)が拳を壁にたたきつける。


ドカァァンッ!

重い音が響き、数人の参加者が耳を塞ぐ。

しかし、


「、、、無傷、だな」


「そうだね。壁も固くなってるのかぁ」


密かに期待していたのか、他の参加者も肩を落としていた。

ただし、モブ男は肩を落としているふりをしていたが、実際は牙歌(きばか)の実力がある程度はかれたことを喜んでいた。

おそらく残り時間は1分。

モブ男はさらに情報を収集する。


「それじゃあ、今度は、「まて」


モブ男の発言を牙歌(きばか)(さえぎ)る。

モブ男は少し焦った。

(もしかして、時間稼いでるのバレちゃった?)


「お前。力が2倍出せるんだよな?」


「え?あ、ああ。うん。そうだよ」


(そういえば、そんな嘘をついてたね)

モブ男は自分のついていた嘘を少し忘れていた。

牙歌(きばか)はそんなモブ男の反応は気にもとめず、さらにしゃべる。


「俺だけじゃなくて、俺たち全員で殴れば壊せるんじゃね?」



新しく入手した情報。


特になし。

次回予告ぅ!

次回、第9話「期高 野辰仁1」

牙歌のよく分からない発言が繰り出された。

その発言にはどんな裏があるのか。

それとも、裏なんてないのか。


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それでは、次話でお会いしましょう!

「デスゲームをぉぶっ壊す!」

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