デスゲームをぶっ壊す!
前回のあらすじぃ!
特に、なし!
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十数人の少年少女が広い部屋にあつまっていた。
先頭にいる少年の前でクマの人形が動きだす。
クマの人形は、真ん中の縫い目で白と黒に分かれていた。
「ベアベアァ~」
「ベアテンションプリ~ズ」
「ひ、ひぃっ!」
三つ編みの少女が悲鳴を上げる。
先頭の少年は怒りで身体が震えるが、表情には出さないよう唇をんで無表情を保つ。
そして少年は言い放つ。
「これはデスゲームなんでしょ?」
「さっさと始めようよ」
「「「「へ?」」」」
少年の発言に周りの人間たちは驚き、表情が固まる。
クマの人形は首をかしげている。
「ベアァ~?よく分かったベアねぇ」
「そうベアァ!これは楽しい楽しいデスゲームベアァ」
「生き残りたくば、ほかの参加者を殺すベアよ」
クマはデスゲームであれば当然のことをいった。
それを聞き、聞き飽きた台詞をあしらうように少年はいう。
「うるさいなぁ。さっさと始めてよ」
「ベアァ。君は気が早いベアねぇ」
「もう少し落ち着いたらどうベアァ?」
「ふんっ!どうでもいいね。お前だって早く終わらせたいんでしょ?」
「なぁ?どうなの?西 所西怒男さんだったけ?」
西 所西怒男。
その名の少年は目を見開く。
自分の名前が出てくるとは思っていなかったのだろう。
「ぼ、僕がどうかしたの?」
「君がこのゲームを裏から操ってるのは知ってるよ」
「そんな演技は必要ない」
「、、、へぇ。なんでばれちゃったのかなぁ」
「君みたいな凡人にばれるなんて思わなかったよ」
西は一瞬表情が固まったが、すぐに笑顔になった。
そして、先ほどのおびえたような声色とは真逆の、いやに落ち着いていて人を馬鹿にするようなしゃべり方に変わった。
先頭の少年と西以外は完全に置いて行かれていて、ポカンとした表情をしているが、先頭の少年は口を止めない。
「お前の目的もわかっているし、このゲームの終了条件もわかってる」
「このゲームの再生数を稼げばいいんでしょ?」
「、、、わお。本当に君はいろいろ知ってるねぇ」
「そう。その通り。このゲームの終了条件はこのゲームの再生回数が1億回いくこと」
「でも」
西は1度口を止める。
そして、次に言うことをためてためる。
4秒ほど経っただろうかというところで言い放った。
「そんなことが分かったところで、再生数を上げることは無理。そんなこと、わかっているだろぉ?」
「無駄無駄。僕の目的が分かったところでこのゲームを終わらせることは無理なんだよ!」
「おとなしく殺しあえ!」
西は勝ち誇ったように言う。
しかし、先頭の少年は涼しい顔をしていた。
まるで、ゲームを終わらせるプランすら知っているようである。
「なんだよその表情」
「言いたいことがあるなら言えよ」
「じゃあ、言わせてもらう」
「ねえ。共 祖名野。ゲームが始まったら、君の信者に再生し続けるように言ってよ」
「そうすれば、1億再生なんてすぐに行くから」
共 祖名野。
まさに教祖であることを示している名前。
その少女は数秒間ポカンとしていた。
だが、自分が呼ばれたと理解すると、
「は、はい!やります!」
「それだけでいいんですね」
先頭の少年の提案を了承した。
先頭の少年はそれを見て大きくうなずくと、西のほうに向きなおり、
「それじゃあ、ゲームを始めようか」
「や、やめろ!僕の僕の考えたゲームを壊すなぁ!!!」
「やぁだね。俺は」
「デスゲームをぶっ壊す」
次回予告ぅ!
「乙伸武 モブ男(主人公)」
デスゲームが始まりそうなのに終わっちゃった?
いったいどうなってるんだぁ?
すべての謎が、次回明らかに。
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それでは、次話でお会いしましょう!
「デスゲームをぉぶっ壊す!」(終わりのあいさつ)(デュ〇ルスタン〇イみたいな感じ)