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第1話

あの日、少女は目覚めた。新しい時の中で。「この天界を救う」と……………

時は2015年2月11日、高校1年生も終わりを迎えた村瀬成宮は通学路を登校中の真っ最中だった。今日も素晴らしく怠い。そんな毎日に満足感を抱いていた。「おはよーなるみ!今日もつまらなそうじゃねーか?」

訪ねてきたのはいつもスポーツ脳なだけでスポーツも勉強もできないがっちり男、国寺宝だった。とりあえず「まぁな」とだけ返す。が、なぜか俺の隣で高速足踏みをしている。それもそのはず…………「テメェ!まちやがれ!」騒いでいるのは上級生だ。国寺は「わりぃ!今日は朝からつっかかってきたから一言言っちまったんだ!さき行くわ!」と走りだしていく。いつもの日常なので深追いはせず、我らの通う学校、北丘西高校に向かう。国寺よ、いいのかそれで。

この学校には2つの入口がある。普段みんなが入る入口は正門(西門)、そしていつも俺が入っていく門が裏門(東門)となる。ほぼ裏門から入る生徒はいないが、ごく一部にいることも事実なのである。

説明しておくと、この学校は靴箱が教室の入口にあるため、実際靴をもったまま学校内を歩くことになる。裏門から一番近い1-Cクラスのため、こっちのほうが楽なのだ。そう、最近省エネに尽くしている俺にとってこの上ないものだった。しかし、その裏門がすべてを変えることになるとは、この時点で本人はしらない……………

裏門にさしかかったとき、空が急に暗くなった。正確には半径1メートル程度の狭い間だけ。あれ?おかしい……………マンガで見たことあるが、不運すぎる少年が自分の上だけ雨が降るという、ありがちなこと。そんなことおこりゃあしない…………


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


どういうことだ。頭上から悲鳴が聞こえる。

「う、受け止めてくださぁぁぁぁぁぁい!」

え…………………えぇ!?俺は混乱の中受け止める姿勢になるが、

「………………………っ!」

バサッ。キラン!    瞬間。羽が輝きだした。そのままゆっくりと降りてくる少女…………少女!?

「す、すいません!急に現れてっ」

その少女は慌てた様子で地に降り立った。そして一言。


「あ、あのっ!わ、私とキスしてくれましぇんか?」


それが、俺と天使の初めての出会い。そして、これから続く未来への物語。


「私とキスしてくれましぇんか?」


……………おかしい。世の中の定理がひっくり返ってないか?俺は混乱した。そりゃそうだろう。目の前の光景が光景だもの。

 状況をまとめよう。俺は今、通学途中に身長およそ140~150㎝くらいの羽の生えた少女にキスをねだられている……………

「て!誰だよおまえ!?」

怒鳴ってしまった。幸いにも裏門だったおかげか、誰にも聞かれてはいないだろう。すると少女は、「あっ」と思い浮かんだかのような言葉ののち、

「私は一条木ラナエルと申します。天使でしゅっ!」

噛むのはどうかと思うのだが、ここはスルーするべきだろう。

「で、どうして俺なんだ?」

「へっ?」

「どうして俺にキスなんかさせようとしてるのか、ってこと」

すると少女……ラナエルは、

「あなたが一番だからです!」

「っ!」

おいちょっとまて、おれはいつからロリちゃんに好かれるようになった………

「ラナエルはロリじゃないです!」

「なんか心読まれたっっっっっ!」

「ふふーん。ラナエルは天使として、心を読む能力があるのです!えへん!!」

あるような無いような胸をポンと叩く。若干可愛いと思ってしまったが完全にスルーしなければならない。だが、心を読まれてしまうとなるとこの状況の打開策が少なくなるのだが………目の前の天使、ラナエルをどうするものか……………その時、

~キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン~

「あ!やべぇ!授業が始まっちまう!」

「待ってください!」

「ラナエルとか言ったか?今は後だ!また話聞いてやる!」

「ラ、ラナエルもついて行きます!!」

何でそうなるんだよ!授業はやく行かしてくれ!

「大丈夫です!ラナエル、透明になれますから!」

「また心読まれたっっっっっ!」

はたして心を読まれないようにするにはどうすればいいのだろうか…………


  ~10分後~


「………………」

(どうしたです?あっ!この文字はなんて書いてあるです?)

(まてまてまてまて!!おまえ着いてきていいなんて一言も)

(ねぇねぇ!これ何です?)

聞いてねぇっ!こいつ極度の天然かっ!

 1限目の真っ最中、俺の隣でぴょこぴょこ跳ねているロリ天使。どうやら本当に周りには見えてないみたいなのだが、

(お、落ち着かねぇ………………!)

この状況が1日続くとなると耐えられんばかりだ……………


  ~放課後~


「わーい!お泊まりです?お泊まりです?」

「おまえなー…………」

若干罪悪感に揉まれ足取り重く自宅に帰宅。とりあえず説明を聞くために天使には来てもらったが、

「………………………………………………ほわぁ♡」

なんでそんなになにもないこの部屋に見とれてるんだよ。これぐらいアパートなら普通だよ。

「ひろいからです!」

「また心読まれたっ!てかこれより狭いのかよ………」

天使の言葉は多分本当なのだろう。

「じゃあ質問始めてもいいです??」

「お前からかよっ!」

こうして、質問タイムが始まった。…………………まさか1時間も話しようとはな、ハハハ


「まず、あなたの名前を教えてください!」

「あ、自己紹介まだだったか、俺の名前は「村瀬成宮さんですね!」

……………おい。

「ならなんで自己紹介希望したの!?分かるんだったらいらないだろ!?」

「だって、心を読むにしても相手が思っていないとわからないだもん!」

どうやら心を読むにはそれなりに聞き出さなければならないようだ。なら最初から心読まずに話きけよ。

あれからいろいろあって部屋にお持ち帰…………………ご招待した天使の質問攻めにあっていた。


「何歳ですか?」

「いま16だからね!」

「どこに住んでいますか?」

「いやここだろ!」

「好きな天使は?」

「お前しか天使いねぇだろ!」

「ほかにもいますよ?」

「おい」


「好きな人は同じクラスの辻m」


「まてまてまてまて!心読むなよおい!」

「でもそういう風に思ってるんですね!」

「 」

もはや返す言葉も見つからない俺。コイツ、ゴリゴリ精神削ってきやがる……………

「以上です!では、質問どうぞ!」

「やっとか…………」

では、質問させてもらおう。



さぁ、やっとターンが回ってきた。

「いいな、お前のその能力はわかった。だから大人しく質問に答えるんだ「どうしてこの世界の天使がいるのか?です?」こらてめぇ……」

いいから話を聞け。

「そうですねー。どこから話しましょうか-?」


天使が語った内容はこうだ。


昔むかーし、あるところにあったとされる天界。そこには大天使長ミカエールの加護の元、楽しき生活をおくっていた。しかし、その幸福も長くは続かず、4大天使の一人、ラファエミルが反乱を起こした。勢力はミカエールの軍が劣っていき、ついにはラファエミルの最終魔弾が天界を敵味方問わず焼き払った。唯一残った4大天使のロズエルと大天使長ミカエールは新しい地に再び天界をつくり………………


「そして、天使の楽園が出来たというわけです!」


……………………

「………………………は」

「は?……………ですか?」

いやどう考えても


「端折りすぎだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


「そ、そんなことはありませんよ!ラナエルはちゃんと天界に伝わる伝説を…………」

語り口からして伝説なのはわかってんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

「と、とりあえず内容はわかったから、その、き……………キスにどうつながるんだよ!」

「あ、それは」

ラナエルは言い放った。


「天界はいま女性しかいないので、一番種が近い人間という種族の無垢な男性とキスをしないと子孫繁栄できないのです!」


「無駄に生々しい返しきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


 落ち落ち聞いていられない。効いているのは心身的ダメージかもしれない。

「ら、ラナエルだって好きでキスしようとしてるわけじゃないんで………………………そうでもないです…………けど……」

「聞こえんぞ」

「と、とにかく!ラナエルは天界のためにと思って!」

慌てるラナエルもかわええ……………


なんとなーく、わかった内容だった。要するに男性がいないから頼るしかないらしい。俺に?あ、誰かにか。

だが………………

あとがき…………何書けっての。…………愚痴っても仕方ないので一言。

どうも!一条木仁です!ロリコンです!以上です←

だってほか無いんだもの。強いて言えばめんどくさい事が嫌いです。はい。……………これくらいで勘弁してください。

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