ペットショップで(二百文字お題小説)
沢木先生のお題に基づくお話です。
「ペットショップで」をお借りしました。
衝撃的な出会いだった。
まさかこれほどの胸の高鳴りを人生で感じる事があるとは夢にも思わなかった。
それはペットショップで起こった。
探していた訳ではなかった。
偶然目に入り、コントのような二度見をしてしまった。
少々値が張ったが、それ以上に得るものが大きいと考えて意を決した。
「何回払いにされますか?」
店員が尋ねる。
「二回払いで」
私は緊張した顔で答えた。
支払いを済ませ、それを受け取る。
絶滅危惧種の「日本人」。
お粗末様でした。