チートスキル、期待しちゃうじゃん?
スキル、出ます
「よし、全員いるな」
ダニルは手短に全員が揃っている確認を終えるとステータスについての確認方法を話した
「まず、ステータスを測るにはこの紙、ステータス書がいるこの紙に自分の血を垂らすことで文字が浮かび上がる」
手に持っていた自分のステータス書を取り出し、指で示しながら説明し始めた
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名:ダニル・スレイトル
レベル:80
魔技:増力
適性:炎・水・雷
筋力:300
防御:250
体力:150
魔力:100
魔防:200
速度:150
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「この2番目にあるのが魔技だ。スキルとは特殊な魔法で常に発動している物と自分が使って発動する2つの種類がある。俺の場合は一つ目のスキルだな。だいたいはスキルは一つだが稀に2つ以上持ってる奴がいるから、まぁ、期待しておけ」
スキルについての説明をし終えると、その下の適性について説明し始めた
「そして3番目の適性は自分に適性のある属性だ。適性は、によって様々で多い者も居れば全く無いものもいる。だが、基本的に光と闇、2つの適性が一度にあったものは今のところいない。使いたい魔法に適性があると威力が上がったり、使う魔力が減ったりする」
「そして、その下のが基礎ステータスだこの数値は特訓や練習によって値が変わるから頑張れば頑張るほど数値が上がっていく。ちなみに、この数値は平均が10で騎士とかは50が平均だ。」
「これで説明は終わりだ、なにか質問はあるか?」
説明を終えたダニルは、皆を見回し質問がないことが分かるとおそらく部下なのだろう人達にステータス書と小さい針わ渡すを指示を出し、皆にステータス書が渡ったことを確認すると
「よし!、じゃあやってくれ!ステータスは後で報告に来てくれ!」
その話を聞き終えたクラスの人達は自分の指を針でつくことに若干の不満を感じつつも言われた通りにステータス書に血を垂らしていった
「さぁ、俺のステータスは、っと」
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名:風守辰
レベル:1
魔技:風操、翻訳
適性:風
筋力:20
防御:20
体力:30
魔力:30
魔防:20
速度:20
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「え?…………」
辰は昨日からこうなる予感自体は感じていたが「まさか、そんなありきたりな〜」とタカをくくっていたいたので、この状況にいまだ脳の処理が追いついていなかった
「辰どうだった?俺は、まさに想像してた感じになった」
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名:鈴木葉
レベル:1
魔技:雷光、炎雨、翻訳
適性:雷、炎、水
筋力:70
防御:60
体力:60
魔力:70
魔防:50
速度:100
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葉のステータスを無心で見ていた辰はさらに周りからの声で追い打ちを食らうことになる
「俺、スキル3個あるじゃん!」
「私、魔力100超えてる!」
「適性5個もあるじゃん!」
「おい、おい辰!…おい!」
「ゴミステ…適…性1………ハハ、まさにテンプレ……」
「辰、スキル!スキル!がまだチートの可能性もあるとりあえずダニルさんにきてみよ!」
「そ…そうだな!、まだ、まだスキルがある!」
この後に起こるであろう可能性を辰はもう、予想していた
「ダニルさん!この、この風操ってスキルどうなんですか?」
「あぁ?風操…風操……あ!、魔術師の中でも使いづらくて人気もないし、外れ扱いされてるやつか!でも風操がどうかしたのか?」
「ちょ!?ダニルさん空気読んで!」
「ハハハ、不人気……外れ…」
辰はチートスキルで無双することを期待していたし、願っていた。もちろん辰もハズレスキルになった場合のことを何度も想像したこともあるしそういう本も読んでいた。だが、だが本で読むのと実際にハズレスキルなるのとでは、絶望に天と地ほどの差があった
「やってやるさ…………」
「とうとう、辰が絶望で頭を……」
「やってやるさ!使いづらい?どうってことない!こちとらゲームやら漫画やらで蓄えに蓄えた知識があるんだよ!絶対に………絶対ににこのマイナースキルで最強になってやる!」
「辰………辰が変な方向に立ち直ってしまった………」
「おう!その調子だ!頑張れよ辰!」
「もうダニルさんは黙っといてください!!」
やっとスキル出せました。ちなみに、辰をさらに絶望に落とした声の3人は朝食の時の3人です