一度は食べたい異世界料理
すみません!食事の説明が長引いてスキルまで出せませんでした
次回!次回こそは出します
「おーい!おきろー!起床時間だー!下の食堂で朝食だー!」
ダニルは朝から寮全体に響き渡るような大声で生徒達を起こしに周っていた
「うぅ〜」
辰は寝起き特有のダルさを感じつつも今日の予定を思い出し、なんとかベットから這い出た
「異世界でも朝はつらいのはかわらないな〜」
そんなあたりまえのことを呟きつつ食堂にいくために部屋を出た
「よっ、辰」
「よっ、葉、一緒に食堂行こうぜ」
葉と辰は一緒に食堂に向かいつつこれからの出る朝食について話していた
「やっぱ異世界だし魔物の唐揚げとか、薬草サラダとか出たりするのかな?」
「いや流石に異世界でも普通の野菜とか動物もいるだろ」
「まぁ流石にな」
辰と葉は、この一言が盛大なフラグになっていることに気がつくのにあまり時間は掛からなかった
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「今日の朝食はこのミルニーネ王国の特有の料理、魔物のハルミーの燻製と薬草サイリルのサラダです」
この王宮が特殊なのかこの世界の普通かは分からないが地球のシェフの格好とは大きく違うエプロンを着たシェフの男は手短に給仕の男性に指示を出すと厨房に戻っていった
「まさか…フラグになってたなんて…」
「どうする?…たべる?」
「いや、誰かが食べてからにしたい」
今ここにいる全員が同じ考えなのか、誰もが誰かが料理に手を付けるのを待っている空気が漂っている。
そんな時その空気をぶち破るような声が響いてきたてきた
「…お、俺は食べるぞ!」
「涼、お前…勇者か?…」
「本当に食べるの?…」
上から順に上原涼、宮島俊、神崎花穂だ、この3人は転移する前から一緒にいる3人組で辰もたまに話す程度には、仲のいい人物たちだ
「涼、ここで終わるかもしれないけど、俺は覚悟を決めた」
「俊……分かった後のことは任せろ…骨は拾ってやる」
俊と涼はまるで今生の別れのような雰囲気を出しつつお互いに固い握手を交わし合い、ついに俊が料理に手をつけた
パクッ
「………」
ここにいる誰もが固唾をのみ見守り俊の様子を伺っていた
「う…」
「「う?」」
「うめー!なんだこれ!まるでハムを5段階くらい進化させたみたいな味だ!」
「本当か?…とうとう頭がおかしくなったとかじゃなく?」
「誰がだ!食ってみろよマジでうまいから」
その一言をキッカケに一人、また一人と手を付けていきそれぞれが料理の感想を語っていた
「なにこれ!?おいしい!」
「ホントだ!うまい!」
それぞれが思い思いの感想を言い合っている中その様子を見ていた給仕の男性が俊達に話しかけてきた
「ここの料理はお気に召しましたか?」
「はい!始めて食べる料理だったので心配してたんですが、俺が今まで食べた中でも一番美味しいです!」
「私も、始めて食べるからちょっと遠慮してたけど食べてみたら本当に美味しくて」
「うん、本当に美味しいねこれならどれくらいでも食べれそうだ」
「ははは、それは何よりで」
「あっ、おかわり貰ってもいいですか?」
「はい、もちろん」
「私も貰っていかしら」
「僕も僕も」
食べ終えた者達が次々とおかわりを求めているのを見た給仕の男は面倒臭そうな雰囲気を一切出さず、嬉しそうな顔でおかわりを配給するよう指示を出していった
「皆さん食後にデザートは如何ですか?」
「「「「「もちろん!」」」」」
皆の心一つにデザートへの期待が膨れ上がっていた
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「いやぁ〜辰、料理美味かったな〜」
「あぁ、こりゃ楽しみが増えたな」
デザートを食べ終えた後は、心地よい時間が過ぎていっていた。ある人は、食事の感想を。ある人はこれからのスキルへの期待を話していたり。それぞれが思い思いの時間を過ごしていたとき
ダンッ!
「皆!外の広場に集まってくれ!ステータスとスキルの確認をするぞ!」
ダニルは扉を勢いよく開けてそう言うと、急かすように全員に準備させて外の広場に連れていった
「ステータスか、ワクワクするな葉!」
「あぁ!これこそ異世界転移の醍醐味だからな!」
期待、心配、緊張、皆様々な心情を綯い交ぜにしたような感情で外の広場へと向かっていった
ステータスは
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名:
レベル:
魔技:
適性:
筋力:
防御:
体力:
魔力:
魔防:
速度:
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で書こうと思います。




