クリスマス特別編
メリークリスマス!!
「ふ〜ん♪ ん〜♪」
ウィンディアは今鼻歌混じりに部屋に色とりどりに飾り付けをしている
「ら〜らら♪」
「どうした? 今日は何時にも増してご機嫌だな」
飾り付ける手を少し休め、辰の方に振り向き答える
「当たり前じゃ。今日はクリスマスじゃぞ♪」
「あ〜 もうそんな季節か」
「クリスマス?」
「ん? ミリスはクリスマスを知らぬか」
「うん」
「それならば教えてやろうぞ。クリスマスはの日頃からいい子にサンタという者がプレゼントをくれる日なのじゃ」
「なるほどね。それじゃあ日頃からいい子の私の所にもサンタが来るのね!」
「そういうことじゃ! それじゃ妾とミリスは部屋の飾り付けをするのでな。辰お使い頼んだぞ」
「なんでだよ! 俺も飾り付けの方がいいぞ」
「あ〜あ 折角のクリスマスじゃからご馳走を食べたいのに、辰のセンスなら安心して任せられると思っておったのに……」
つぶらな瞳をうるうるとさせながら上目遣いで辰を見上げる。そんな事をされて流石に引き下がらない訳にもいかず辰の方が折れる
「はいはい 分かったよ。その代わり部屋の飾り付けは完璧にだぞ」
「そこは私達に任せなさい! 辰は安心してお買い物に行ってらっしゃい。帰ってきたらビックリする事間違い無しよ!」
「楽しみにさせといてもらうよ。まあ一年に一回の行事だしな楽しまなきゃ損か」
「それじゃ、行ってらっしゃいなのじゃ〜」
「は〜い 毎度あり!」
商店街を一回りし、パーティーに必要な物を買い揃え終わった辰は財布の中身とにらめっこしている
「また貯金が減っていくなぁ。まあその分使ってるから仕方ないけど……」
買い出しに出た時よりも気持ちも荷物も重くなった足で帰路につく
「おっ、あれってミリスが欲しがってた服か。それにこっちはウィンディアが気になってた本」
「そういえばこっちの世界にサンタっているのか? 朝起きてプレゼントが無かったらミリス達悲しむかなぁ……」
「おおっ! すごいな!」
さっきまでとは見違える程華やかにデコレーションされた部屋はクリスマスという舞台に合った姿をしている
「やっと帰ってきたわ! もうこっちの準備は終わってるんだから!」
「ほれほれ荷物はこっちに置くのじゃ」
「それじゃあ、始めるぞ」
「「「メリークリスマス!」」」
「あれ、いつの間にか寝てしまったのじゃ……!!」
「ん〜、もう朝? って!」
「どうした?」
「プレゼントが置いてあるのじゃ! 宛名が書いてあるぞ、コレが妾でコレがミリス…」
「よかったなぁ」
「それでコレが辰の分じゃな」
「えっ! 俺の分もあるのか?」
「そりゃあるでしょ辰もいい子だったんだから、プレゼントがあって当然でしょ」
辰達に渡されたプレゼントにはカードが挟まっている
『メリークリスマス』




