待ち合わせ
歩いて数十分のところで僕は2人をいつも昼ごはん食べていた場所に移動する。その場所は体育館倉庫の裏だった。
「え、ここで食べてたの?」
岡峰さんが僕に聞く僕は首を縦に振る。
「体育館倉庫の裏って中々なところで食べてたのね。気づかなかった」
「そ、それは1人で食べれるように場所は転々としていたから。で、こ、ここが1番だ、誰にも迷惑かけなくて見つからない比率が高くて」
僕は岡峰さんに言うと岡峰さんは僕の頭を撫で
「もう。そんなこと気にしなくていいのに」
「な、何がで、ですか?」
「同いとしなんだから敬語はやめて。むず痒いし。それに誰も村崎君がいて迷惑とかないから。ね?真子」
「ん?そうだね!村崎君暗いけど誰にも迷惑はかけてないよ」
岡峰さんは佐々木さんの頭を掴んで「余計な一言が多い」と言うと佐々木さんは「ご、ごめんなふあい」と掴まれている手を叩きながら言う。
「ふ、ふふ」
僕は岡峰さんと佐々木さんのやりとりを見て笑うと岡峰さんは
「急にどした?」
「あ、いやその、失礼だけど今のやりとりが面白くて。だ、ダメだった?」
「ダメとかじゃないけど。ま、はやく弁当食べよう。割と時間ギリギリだし」
岡峰さんが言った後に僕は時計を見ると確かにもうお昼休みが終わりそうな時間だった。
やばい!急いで食べないと!
僕と岡峰さん、佐々木さんは急いで昼ごはんを食べて教室に戻ろうとする。場所が遠かったから僕は間に合わなかったけど岡峰さんと佐々木さんの2人は足がはやい(佐々木さんは岡峰さんにひきづられていた)から間に合ったようだ。僕は担当科目の先生に謝った後自分の席に戻って授業を受けた。
授業もおわり放課後、僕は携帯を開くとメッセージが来ていた。
「(岡峰)今日なんだけどどこで待ち合わせする?学校の近くのコンビニ?駅?」
「(村崎)駅にしよう」
待ち合わせの場所についてメッセージのやり取りをする。場所は高校に通うときに使う駅か高校近くのコンビニ、近くのコンビニだとクラスの人達や先輩に見られるかもしれないから駅の方がいいと考え駅で待ち合わせすることにする。駅前でも十分リスクはあるけど。
「(村崎)というか駅かコンビニってバレない?」
「(岡峰)んー。ま、大丈夫だよ。なんとでもいうからさ。私はきてんのまわる完璧な女なのさ」
「(村崎)すごい」
「(岡峰)お、おう。ありがとう。じゃ駅前で」
岡峰さんとそこまでメッセージした後僕は高校に通うために使っている駅に向かった。