お昼と揉め事
その日授業は終わり、昼休み僕は1人で昼飯のご飯を僕の探した誰にも見つからない場所でゆっくりと食べる。ああ。この時間はなんとも心地よい。
僕は昼飯を食べながら携帯をいじっているとメールがくる。通知を押してメッセージを見ると
「(岡峰)今どこ?」
「(村崎)僕のとっておきの場所」
「(岡峰)どこ?」
ん?なんでひたすらどことか聞いてくるんだろ?
「(岡峰)へんな先輩に絡まれた。助けて」
先輩に絡まれた?え?で、でも僕が言ったところで。
僕がどうするか悩んでいると岡峰さんから
「(岡峰)村崎君にしかお願いできない。助けて」
そのメールを見て僕は考えるより先に弁当を置いて体が先に動き出していた。
「(村崎)どこにいるの!?」
「(岡峰)校舎裏!今は京子が時間稼ぎしてくれてる!」
僕は急いで校舎裏にまで移動し、数十分後息絶え絶えになりながら校舎裏に着く。
「はぁはぁはぁはぁ」
僕は校舎裏に着くとそこにはガラの悪そうな男2人が佐々木さんと岡峰さんに壁ドンしていた。
「なぁ。お前、俺と付き合えよ」
岡峰さんを壁ドンしていた顔がチャラい感じの金髪オールバックで胸元を開いている少しダサい感じのチャラい先輩?が岡峰さんにいう。
「だからさぁ。今そういうのいいんだって。それに私達彼氏いるしさ。ね、真子」
「そ、そーだよ!私達にはかっこいい王子様な彼氏がいるんだから!」
佐々木さんが顔を真っ赤にしながら叫ぶと佐々木さんに壁ドンしていたチャラい先輩?は
「あははは!そんな顔を赤て恥ずかしそうにない言ってんの。本当はいないんでしょ?ねぇ。君可愛いだからさ。俺のものになれよ。なぁ?」
佐々木さんにまた壁ドンをばあんっ!とやると佐々木さんは少し涙目になりながら岡峰さんに目を向ける。2人とも大変だ。早く助けないと
「や、やめ、やめろ!」
僕は考えもなしにチャラい先輩?2人に言うと岡峰さんに壁ドンしていたチャラい先輩が僕に近づき
「あ?なんだいも男?なんかようかよ。俺たち今お前みたいなやつに構ってやる時間はないの」
「ふ、2人がい、嫌がってるじゃ、ないですか。や、やめて下さい」
僕がチャラい先輩に言うとチャラい先輩はメンチをきりながら僕に顔を近づけ睨みつける。
「いいがかりはよくないなぁ。君この子達と同じ1年生だろ?俺たちは2年生、先輩だぞ?先輩にそんな口聞いていいと思ってんの?え?」