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自己紹介

「はーい!じゃ私から自己紹介するね!私の名前は佐々ささき 真子まこ!ささきんとかまーことかあだ名は何でもいいよ!趣味は友達づくりです!1年間よろしくお願いします!じゃ次京子お願い!」


 茶色の髪の可愛い子、佐々木さんが自己紹介をし、岡峰さんにつなげると佐々木さんの自己紹介が終わった後クラスの人達が拍手をし、次に岡峰さんが立ち上がって


「はいはい。私は岡峰 京子です。今自己紹介した真子とは小学校から同じで面倒を見てます。みなさん真子とは仲良くしてあげてください。趣味は特にはありません。1年間よろしくおねがいします」


 岡峰さんが自己紹介した後クラスの人達はみんな拍手をした後牧村先生が


「じゃ岡峰さんからは指名する感じで行こっか。もし自己紹介するのが嫌な子がいるならいやって言ってね。強制するつもりはないから。それじゃ岡峰さん誰か指名してね」

「指名ですか。ふむふむ。では」


 岡峰さんは僕の方を見るとニヤニヤしながら


「じゃ村崎君にしようかな。村崎君お願い」


 僕が岡峰さんに呼ばれるとクラスの男からすごい羨ましそうな目でみられたが考えてもみてくれ。今から公開しょけいされるんだよ?名前呼ばれるの羨ましいかもしれんけど後のこと考えような。


「ぼ、ぼ、僕、ぼきゅ」


 あ、噛んじゃった。

 僕がかんだあとクラスの人達は笑い、僕は恥ずかしくて顔を赤ながらもとりあえずは一通り自己紹介し、適当に次の人を選んだ後机で伏せていた。机で伏せる前に岡峰さんの方を見るとめちゃくちゃ笑いを堪えているように見えた。おのれぇ。

 僕のクラスの人達は僕より酷い感じには自己紹介は進まず内気な子とかでもゆっくり喋って自己紹介していた。みんな噛んだ僕がいるからあいつよりは大丈夫、落ち着いてやれば大丈夫だろうとでも思ったのだろうか。

 その日は自己紹介が終わった後、帰りホームが終わりクラスのみんなは教室から出ていくが僕は自己紹介でやらかしたのが恥ずかしく机の上に顔をねかせてもんもんとしていた。

 やらかしちゃたなぁ。最初の場面で。はぁ。この教室でうまく馴染んでいけるだろうか。思いきって地元から少し遠い高校にしたからなぁ。友達はみんな地元の高校に行ったからなぁ。友達そんないないけどさ。はぁ。明日から憂鬱だな。

 僕は教室で数十分ため息をつきながら考えていると教室でずっと考え込んでも仕方ないかと思って教室から出てまっすぐ家に帰宅した。

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