スポーツセンターへ
6限目のチャイムが鳴った後、帰りのHRが終わると岡峰さんと佐々木さんが僕に近づいてきて
「村崎君。今から駅の近くにあるスポーツセンターにいかない?」
スポーツセンターにか。そうだな。確かに最近運動不足なのもあるし、それと多分ドッチボールの練習でもするのかな?
「ふっふっふ。村崎君。スポーツセンターで何をするかわかるかな!」
「な、何をするかわ、わかるよ。交流会の練習、だよね?」
「そう。それもある。でもね、スポーツセンターにいこうがどこに行こうが私達のやることは決まってるよ」
佐々木さんはやたらと決め顔で僕に聞いた後に岡峰さんは
「はいはい。普通に遊ぶだけでしょ。そう無駄に決め顔とかしなくていいから。真中さんもどう?」
岡峰さんは僕の後ろの席にいた真中さんに聞くと真中さんは
「あたし?別に構わないよ。今日は暇だからさ。部活とかも入ってないし」
「私も入ってなーい。京子も入ってなーい。もちろん村崎君も」
「い、いや。僕は一応部活は入ってるよ。文化系のだけど」
僕は部活に入っていることを言うとなぜか佐々木さんはショックを受けていた。いやなんでショックなん?
「そ、そんなぁ。みんな部活には入ってないと」
「あたしも入ってないのは助っ人頼まれたりするからだよ。だからあたしは1つの部活には所属できない。それだけ」
え、すごい。真中さんそこまで運動神経いいのか。これなら交流会で即戦力だね。僕の言えたことじゃないけど。
「とりあえずいくならいこうか」
真中さんは席から立ち上がり、鞄を持つと僕らと一緒に下駄箱に向かう。下駄箱に着くと下駄箱の中を見てため息をつく庄田くんがいた。
「全く陰湿なやつらだほんと。はぁー」
「庄田。何してんの?」
「ま、真中!なんでここに!?」
真中さんに気づいていなかったのか庄田くんは慌てていた。いやここ下駄箱だから普通に真中さんもつかうよ。それに同じクラスだし。
「なんでってこれから帰るからだよ。あんたこそ下駄箱の前でため息でもついて何してるの?もしかしてまたラブレター?」
「そ、そうだよ。この僕には惚れている子はたくさんいるからね。いやはや困ったものだよ」
「あっそ。それなら早くどいてくれない?あたしら帰るからさ」
真中さんが言うと庄田くんは慌てて下駄箱の扉を閉めて下駄箱からはなれていく。
「帰る前に余計なやつを見てしまったな。明日は雨だね。気分が」
真中さんはため息をつきながら言うと下駄箱から靴を取り出し、上履きを下駄箱に戻す。真中さんの後に僕らも外履きに靴を変えて高校から出た。




