プロローグ
僕の名前は村崎 一。見た目は普通よりは上ぐらいの感じで体つきも太りすぎてはおらず、平均的な体型をしていると思う。僕は中学一年生の時、通学路にいた彼女一目惚れをした。その子は黒髪が美しく、とても清楚なイメージだった。顔は見ていないからわからない。ただ後ろ姿を、彼女の姿を見て思ってしまった。なんて綺麗な子なんだろうと。その子とはその日見たきり、もう見たことはなかった。
僕が中学一年生の頃、一目惚れをしてから数年後、僕は高校生になった。中学までは近くの中学に通っていたが高校は思い切って遠い高校に進学した。僕が高校生になって入学式の日、僕は通学路を歩いていると子供が1人泣いていた。
「うえーん!うえーん!お母さんー!どこぉー!」
泣いている子供に僕が声をかけようとする前に僕の前を通り過ぎる黒髪の綺麗な子が走って子供にかけよる。
「僕?大丈夫?迷子かな?」
「う、う。わかんない。お母さんがどこかいっちゃったの!僕はここにいたのに!びえー!」
子供は泣いていると子供に駆け寄った黒髪の長い子は子供の頭を撫でながら
「よしよし。大丈夫だから。私が君のお母さんを探してあげる」
黒髪の綺麗な子は僕の姿を見ると僕に
「そこの君も手伝って。1人より2人で探したほうが早いから」
「は、はい。わかりました」
黒髪の綺麗な子に言われ、僕も迷子の子供の母親を一緒に探す。黒髪の綺麗な子と一緒に迷子の子供の母親を探して数十分、子供が母親と行っていた場所に案内してもらった後最後に交番に向かうと交番では迷子の子供の母親が待っており、迷子の子供は母親と再会し、母親から僕たちはお礼を言われた後に俺は時計を見る。
え?もうこんな時間!遅刻する!
僕が時計を見た後に黒髪の綺麗な子に別れを告げようとするとすでに姿は見えなかった。
今度会った時には名前でも聞いてみたいもんだな!
僕は急いで高校に向かい、自分のクラスに駆け込むとそこには
「あ、」
「あー!」
僕が朝、迷子の母親を探していた時一緒にいた黒髪の綺麗な子だった。そういえばこの高校の学生服を着ていたような。なんとなくでしかこの高校の女子の学生服見てかったから気づかなかった!
「そこの君。遅刻ギリギリだよ。早く席に座りなさい」
教卓の前に立っていた教員が僕に言うと僕は大人しく自分の席に座る。席には自分の名前が書いてある白い紙が貼ってあったので間違えずに座ることができた。