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人の感情は天気と同じ


私はすぐに人の気分、感情に反応する。


昔からそうだ。


すぐに、ああ、あの人怒ってるな、落ち込んでるな、なんて気づいてしまう。


ずっと苦しくも感じてなおしたかったが、近年HSPという言葉を目にするようになり、そうか答えがあったのかと安心した。


得体の知れない何かは怖い。

名前や分類を与えられると安心する。

人の性なのだろうか?




それはさておき人には気分・感情がある。

HSPの人であっても鈍感だと感じてる人でもどんな人も人の感情を感じ取る時があると思う。


楽しそう、嬉しそうと感じる時はいいだろう。

(最も自分が不幸な時にその感情を受け取るとマイナスに捉えられるかと思うが今は置いておく。)


問題は悲しそう、怒っているなどの一般的にマイナスに感じる感情だと思う。


私は長年ここに悩まされてきた。


バイトでも仕事でもこの人イライラしてると感じるとそこを意識しすぎて思考が正常に働かなくなる。

意識しないようにしようと思っても空回りするのだ。


ああ、嫌われた、終わりだ。

そんな思考に囚われる毎日。


意識しない、を完全に実行しきることも出来ずに日々を過ごしていた。


しかしある日ふと思った。


人の感情って、天気みたいなもんなんじゃないかと。


怒りを例えるなら嵐か、悲しみなら大雨あたりか。


それらの天候が訪れた時いちいち落ち込むかと言われるとそうでは無い。

災害が起こるほどのものであれば対策をとるがそういうことは頻繁になく、ニュースを見て知っても頭の片隅に置いて話題に出してその日以降思い出しもしないことがほとんど。


人の感情だって本当はその程度でいいのではないか。

そう思った。


雨が降るからって怯える人はあまりいない。

風が吹き荒れたからってこの世の終わりみたく思うことはない。

ただ、過ぎるのを待つだけ。

ただ、ああ雨が降ってるなと思うだけ。


人が怒ったり泣いたりしてる感情に自分が振り乱されてしまいそうな時もそれでいいのではないか。


ああ、怒っているな。

ああ、泣いているんだな。


それ以上でもそれ以下でもない。


そしてその天候に対して自分が脆い体(心)を持っていると思うなら対策をとるといいのだ。


雨なら傘を持とう。絶対に濡れたくないなら晴れてても置き傘を持ったり、すぐにコンビニで傘を買う。

それを現実でいうのなら、怒っている人がいてそこに対する自分の免疫が低いならその場から離れる。離れられないのなら頭の中で予め決めていた歌の歌詞を口ずさむとか自分なりの『何か』を決めておく。

悲しんでる人の悲しみに飲まれそうな時も同じ。アフターケアでもいい。

雨で冷えた体を温める必要があるみたいに誰かの感情で疲れたあなたにあなたが気づいて温めてあげる必要がある、と私は思う。

そういう日はコンビニスイーツを買うとか好きな入浴剤を使うとか自分のワクワクすることで心を温める。



人の感情の話をしたが自分の感情だって同じ話だ。

自分自身の気分に振り回されてしまいそうなときも思い出してみてほしい。


自分の中から怒りが溢れそれを相手にぶつけてしまい、反省した。そして怒った自分をずっと責め続けて自己肯定感が低い。

この場合反省は必須だがその後の責め続けて、はいらないと思う。

逆に自己肯定感が低くなることが次の怒りを生み出しているかもしれない。



ああ、自分の心の中の天気が昨日は嵐だったんだ、ただそう思って、判断はしない。

いいとか、悪いとか。

きっと真面目な人ほどすることだろう。


自分の気分も相手の気分も天気と同じ。


天気に対して明日必ず雨になれとか晴れになれとか念じる時はあるかも(遠足前とか大事な旅行の前とか)しれないが、毎日祈る人はそういない。


現実でもそうしていけたらきっともっと楽に生きていけるだろう。


それが最近の気づき。

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