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近所にあるダンジョン

アーク歴1499年 什の月


ヴェルケーロ領



ユグドラシルを無事防衛し、帰って来た。

何だかちょっと交易のためにフラッと交渉に行っただけなのに思ったよりかなり大変だった。


だがその甲斐もあった。

レベルがどどどどーんと一気に上がりまくったのだ。


帰って久々に鑑定してみると


カイト・リヒタール

リヒタール伯爵家 当主 15歳

Lv107

職業:ヴェルケーロ領主


HP   387+13

MP   628+100 

STR   152+4

AGI   229+45      

VIT   151+45 

INT    389+77   

DEX   231+46  

LUK   159


ATK  247

MATK  559

DEF 243

MDEF 48


固有スキル

樹魔法Lv5 鑑定Lv1



ギフト 

富国強兵Lv1

武器:アルカネイオスの短剣


防具:風霊の鎧 エアリスの外套




うむ、強くなった。

レベルが上がれば世界も変わる。

そう思ってロッソと模擬戦をやってみたが普通に負けた。

マークスに挑んでも負けた。

もちろん、師匠に挑んでもあっさりと負けた。


アカには怖くて挑んでいない。

アカが怖い訳ではない。

俺がペットより下と格付けされるのが怖いのだ。(もうすでに負けてる



まあそれはいい。

皆が薄々気づいている事であって特に問題は無いのだ。


とりあえず、この手に入れた力を試すべく、ダンジョンに…行こうとしたが久遠の塔に行って帰ってするのはダメだと師匠とマークスに止められたのでとりあえず手近のヴェルケーロダンジョンに行くことになった。


ヴェルケーロダンジョンは師匠が行ってお金を稼いでくるダンジョンだ。

何故かすぐ地元にあるのに俺は行ったことがない。なのでちょっと軽めの出張に行こうと思う。


「ならばこれを片付けてからですな」


ドサッ!と飯食ってるテーブルの上にマークスが書類を置く。

1か月ちょいの間に俺が処理するべき書類が溜まったらしい。


「い、いつもの様にやっといてくんないかな…?ほら、マークスがうまいことこう…」

「久しぶりに帰って来たというのに領主の仕事をせずに行くダンジョンはとても楽しそうですな」


にこやかなマークス。

あの、もしかして怒っていらっしゃる?


「私がカイト様に怒ったことなど有ると思いか?」

「イエ、ベツニ」


そんな訳で俺は帰ってすぐダンジョンに行く、という事は出来なくなった。

1か月程度の軟禁領主生活を送った後、何とか書類地獄から抜け出した。


サインの書き方がおかしいだの、書式が間違えただの。

意味わかんねえっつーの。どこの世界でも官僚はホント碌な事しねえわ。

注意書きがあるって言われても何書いてあるかマジで分かんねえし。


文句を言いながらアカとヴェルケーロダンジョンへ。

ここは全20層ほどのダンジョンらしい。

なあに、強くなってしまった俺たちなら…攻略してしまっても構わんのだろう?


なーんて考えていた時期が私にもありました。


ヴェルケーロダンジョン10層、そこには俺たちの大好きな単純に力の強い、そして属性攻撃のほぼ通用しないモンスターがいた。

ストーンゴーレムだ。


只の石のゴーレムか、と思うが石なのでアカの火属性攻撃は殆ど通用しない。

まだ岩石をモリモリ溶かせるような温度じゃないって事なのだ。


そして、そのあまりの重量には俺の木での拘束なんて何もないと言わんばかりにブチブチと引きちぎられる。

一応、通常攻撃、アカの爪攻撃やパワーアローのような打撃力の強い攻撃なら何とか通る。


というわけでゴーレムを相手にペチペチ、ペチペチと弱攻撃を連打した。

弱パンのみで楽勝?そういやカッコいいが、ぶっちゃけていうとただの泥仕合だ。


相手の攻撃はとろくて当たらないが、こちらの攻撃もほとんど効果が無い。

というドロッドロの泥仕合。


おかげで討伐には随分と時間がかかり…何とか倒すことは出来たもののタイムアップになった。畜生。

おまけにドロップは石の塊だ。嫌がらせか。


8/30ステ間違ってたので修正しました

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