今! 僕の大切なあなたへ、届けたい気持ちがあります!
Dear 大切な君へ
君とは、長い間一緒に居ますが手紙をこうやって
書くのは初めてですね。
なんだか、とても照れくさいです。
でも、最後まで書かせてください。
僕は、君にちゃんと言葉として愛を伝えた事がありませんでした。
だけど、君も僕の事をよく知っているように僕はかなりの【照れ屋】だから。
なかなか君に僕の本当の気持ちを伝える事ができませんでした。
本当に本当に、ごめんね。
僕が後悔しない為にも、“今! 君に伝えようと思います!”
どんな時も、僕を支え僕を嫌いにならないで傍に居てくれてありがとう。
不器用で、変わり者の僕だけど、、、。
君への愛情は、この先も変わらない事をここに誓います!
浮気もしません! 他の女性に揺らいだりもしません!
だから、絶対に死なないでください!
僕の為にも、生き続けてください!
病気なんかに負けないでください!
これからも、僕の傍に居てほしい。
今度は、僕が君を支える番です。
きっと、僕が君を幸せにします。
だからどうか! 死なないでください。お願いします!
・・・僕が愛する君の為に、最後に書いた手紙です。
君は、この手紙を読んだ後亡くなってしまいました。
こんなにも大切で、僕にとって君が宝物ような存在なんだと
改めて想わされました。
君が僕の隣に居ない現実がまだ受け入れられない。
僕と君を引き裂くモノは、浮気相手じゃなく“病気という魔物でした”
僕と君は、確実に繋がっている【糸】が見えていたにもかかわらず。
こんなカタチで、二人の絆が切れてしまうなんって。
何故ですか? 僕の君への愛情が足りなかったからですか?
何故ですか? 僕と君をこんな形で引き離すなんて?
何故ですか? 僕の所に彼女を返してください!
こんな事を、想っても君は返ってこないのに。
どうしても、想わずにはいられません。
僕のこの先の人生は、君の為にあったもの。
僕は、どう生きていけばいいのかもう分かりません。
君が、最後に僕に言った言葉が頭からずっと離れません。
『ずっと私が貴方を支える女でいたかった』
・・・何故? 君が残した最後の言葉がこの言葉だったのか?
君が病気にならなければ、ずっと僕の傍に君は居てくれたはずだ!
後悔って? 何なんだろうな。
彼女と一緒に居た時間も無駄だったのか?
そんなはずがあるわけないと分かっていても、いろいろと良くない
事まで考えてしまう。
でもね? 最後の最後に君に僕の気持ちを全部! 伝えられて良かった。
僕がするべきことは、きっと強く前を向いて生きていく事!
君の分も全部僕が背負って生きていく!
亡くなる前に最後に言った彼女の言葉の意味は、そういう事だったのかも
とふと思ったからだ。
【また逢おうね! いつまでも僕は君を想い続けていく】
最後までお読みいただきありがとうございます。