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どこかの国の物語  作者: 三葛木 羽衣
1/1

ある少女の推理

続きを考えていないので、どうなるか分かりません。


あまり期待しないでください。


それと、あんまり面白くないと思います。


以上です。





ある国で、事件が起こりました。




その国はとても平和で、事件なんて滅多に起こりません。




そんな国で、殺人がおこったのです。




喧嘩さえも起こったことがない国なので、大騒ぎになっています。



そこに救世主が、現れたのです。



それは幼い女の子でした。



その子は、『探偵』と名乗りました。



けれど、その国の人たちには、馴染みのない言葉で、



『探偵』



その言葉を知っているのは、探偵と名乗った、その幼い女の子だけだったのです。



その女の子は、かわいらしい顔立ちで、その子の服は、平民の人々が着ているような服ではない、星音の人たちが着るようなとても上等なものでした。


星音(セイン)…貴族や王室の人を表す言葉



けれど、そんなかわいらしい見た目とは裏腹で性格はいいとは言えませんでした。




『そんな言葉も知らないのですか?』



その言葉に、頷いたり、はいと答えたりする人々。



その様子を見て、あきれた様子の少女は言いました。



『しょうがないですわね。私がこの事件を解決して差し上げますわ』



まわりからは、おぉ~!と、歓声があがっていました。



少女は、近くにいた大人を使い、人々を現場から遠ざけさせました。



少女は、倒れている遺体をじっくり眺めています。



その現場には、倒れている人、血のついた軍手だけです。



軍手で、人を殺すことは不可能でしょう。



それに、倒れている人から、血は出ていないのです。



なんということでしょう。



こんな奇妙で複雑な事件を、幼い少女が解くのでしょうか。



人々は、絶対に無理だろう。と思っていました。



どうせ、どこかの星音の甘やかされた子供がお遊びで、楽しんでいるだけだろうと。



少女が何かを唱えると、いつのまにか手に電子機器が。



少女が持っているのはとても小さなポシェットだけです。



どうやったのでしょう。



人々からは、「なんだあれは!」、「見たことないものを持っているぞ!」などと声があがっています。



少女はそんなことを気にすることもなく、電子機器の一瞬でそこの光景をそのなかに取り込める、「カメラ」というものを使い、現場の写真、倒れている人、軍手をを撮りました。



細かいところまで。



少女の目は、あちらこちらを見ていて、そのカメラというもので撮ったものと、本当の現場を見比べているようです。



少女はまた何かを唱え始めました。



でも、呪文ではなさそうです。



『これは、……だから…だわ。そうしたら、これは……』



何かを発見したようで、唱えることをやめ、電子機器をいじる少女。



とても早く何かを打っているようです。



何かを調べているようにも見えます。



おっと、私の予想ははずれてしまいました。



そこには、たくさんの計算や、何語かわからないような言葉がぎっしりと書いてあります。



少女は、自分の書いたものを見直しました。



『やっぱりそうだわ!』



と、急に叫びました。



少女はまた大人を使い、次は人々を集めだしました。



人々は、バカにした様子で近づいていますが、周りがそんな風なので、表には出していませんが、内心、とても楽しみにしているのです。



探偵という、はじめて聞いた言葉や、初めて見るものなど、いろいろ気になっているのです。



平民の間では、「解者(かいしゃ)」と呼ばれる人々が、事件を解決してくれるため、『探偵』という、言葉を聞いたことがなかったのです。


◎解者…警察のようなもの



ですが、この頃は事件がなにも起こらないからなのか、解者の人たちは、解者を副業にして、別の仕事をそれぞれやっています。



それに、いざとなると、大きい事件に遭遇したことのない解者の人たちはなにもできませんでした。



そう思うと、少女はすごいのかもしれません。



少女が、まわりの人々が集まったのを確認して話し出しました。



『とりあえずわかったことは、犯行を行った方があなたたちと同じような普通の人間ではないということですわ』



人々は、ざわめき始めました。




それはそれは、びっくりしたことでしょう。



まさか、犯人が普通の人間ではないなんて、誰が予想したでしょう。



女の子は、また話し出しました。




『この軍手には、血がついています。それも、一ヶ所だけでなのです。この、一ヶ所というのがとても重要です。皆さま、この軍手をよくご覧になって』




少女が、軍手を見せました。




皆、その軍手を見ようと集まってきました。




その中の一人が、少女が言いたいことに気づきました。




「あっ!なにか光ってる!」




少女は、その人に微笑みながら話し出しました。




正解です。と言うような優しい笑みで。




『そうです。皆さま、聞いたことがありません?古くから伝わるあの、伝説を』




その場にいた人々は、息を呑みました。




その国では最もこわいことだと、言い伝えられていたからです。




それは、何年も昔。




平民の男の子と女の子は、いつものように森で遊んでいました。




そこで、二人はあるものを見ました。



その子たちは家に帰って親に話しました。



「あのね、女神様みたいで、すっごくきれいな人と出会ったの」




「それも、すごく光ってて眩しかった!」




親たちは驚きました。




森には、その国の人しか入れません。




それに、この国の人たちは、とても仲がよく、しらない人なんていないのです。




なぜ、私たちも知らない人が森のなかにいるのか。




国の人々は疑問を持ち、それに1度でもいいから一目見てみたいという気持ちが高ぶっていました。



ですが、女神のような人に出会った次の日。




おじいさんが死にました。




おじいさんは、昨日まで元気だったはず。




皆、そう思っていました。




でも、年を取ったら何が起こるかわからない。




そう、思い始める人が出てきて、それもそうだなと納得する人もたくさん現れました。




けれど、やはりおかしいのです。



次の日も人が死にました。



次は、職業が決まったばかりの少年だったのです。




とても元気で、五月蝿いと怒鳴られるほどの少年が、急に死んでしまった。




それを聞くと、さすがにおかしい。




皆がそうおもいはじめていました。




次の日もその次の日も、人が死んだのです。




女神のような人は、死神で、その国に死をもたらす。




その死を与えられた人たちには、共通点があり、うっすらと光るなにかが一ヶ所だけついている。




その国の解者たちが集まり、話し合った結果、そうなったのです。




それからというものは、人が死ぬたびに、光るものがないか、ということを、注意深く見るようになりました。




そのあとも、ほとんどの死んだ人にはうっすらと光るものがついていたのです。




ついていなかったのは、老衰したおじいさん一人でした。



皆が恐怖を覚えながら、生活をしているときは、皆で生存確認を欠かさないようにしました。




そんな時は、いつの間にか終わり、その噂も伝説となっていました。




そんなときに、この事件が起こったのです。




果たして、この事件の真相を解き明かすのは、あの少女なのでしょうか。




見物ですね。











続き期待しないでください。


こんなので面白かったら、よろしくお願いします。

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