※16 蟻の巣を水攻めすると次の日雨が降ると教えられた
一月ほど前、ラハッカ達から鱗蟻人の特性を聞き出した俺たちは、経験値取得のためにすぐさまこの悪魔種の殲滅を開始した。
鱗蟻人の本巣入り口を探し出し、周辺にいた雑兵を倒して、周囲一帯を『水冷・氷結華』で凍らせて邪魔者の排除と足場を作り、地面の強い魔力を感じる場所へ『祝呪・栄枯無常』をかけた槍を投げる。というより落とす。
一投で直径一〇〇メートルを越える大穴がキロメートル単位で開通し、あやうく落ちかけたものの再度足場を作り直して、途中から異様に固くなっていたその大穴に再度投擲。またあの空間崩壊を起こさせて無理やり穴を拡張し、地上にいながらして鱗蟻人の巣を掘り進めた。
溢れ出てくる魔力の濃度とかから方向を調整しつつ、地脈までの直通ルートを作っていく。
もうこれだけで経験値がざっくざくである。規模が規模なので、巻き込まれる数も多かったのだろう。
さすがに掘りすぎてタマの投擲でも真っ直ぐ落ちているとは言えない状況になり、槍も穴底に到達する前に自壊し爆発するようになったので、じわじわと穴を凍らせながら足場を作り降下した。
壁面いっぱいに咲き誇る巨大な氷の薔薇という光景は、我ながら出来すぎた美しさだと思ったね。合間合間に絵にしまくった。
そうやって太陽の光が完全に届かなくなっても掘り進めたのだが、途中で、あれこれ地球だったらもうモホ面だかホモ面だかぶち抜いてマントルに突撃してない? 人間なら壁内神経叢刺激しすぎてマグマ溢れちゃうよぉとかなってもおかしくないけど大丈夫? と不安にもなった。だが悪魔種は時空間を操って広大な空間を作成するというのは本当なようで、そこまで来てやっと女王のいるエリアだったらしい。疑問に思い相談を始めたところで向こうからお返事が来たのだ。
大出力光線である。
とはいえその光線もタマに届く大分前に穴の中で威力減衰しまくって、チカッと光るだけだったわけだが。
十数キロメートル離れた場所からの攻撃だからね。仕方がないね。タマの槍は撃ち下ろしなうえ投下後の大爆発が本命だったけど、女王の光線は荷電粒子砲の類ぽいから魔力レール使っても地磁気の影響パないだろうし、届くわけないっていうね。なんで地下住まいなのにこんな攻撃方法をとも思ったが、おそらく遠距離攻撃自体する必要がなかったのでこれ以外なかったのだ。
とはいえその段階で女王を確認出来ていなかったので、なんか光ったぞ。あ、また。もしかして反撃してきてる? いてもどうせ鱗蟻人だし、このまま攻撃してよっか。ということで攻撃続行。
そのまま安全圏から槍を一回二回と投げてみたわけだが、どうやら相手も然るものでドラゴンを一撃で仕留めた攻撃を複数回受けてなお生きている様子。しかもどういう手品か爆発を掛け合わせたときに起こる空間崩壊すら凌いでいるか起きていないようで、投擲した直後は黙るもののすぐまた光線が飛んでくるようになる。
光線は敵がいるのではなくて地脈に関連した自然現象かなにかかもとも考えたが、俺の『描画』でよく見てみると光線には地脈の透明に混じって黄緑色の魔力のレールが敷かれていたので、明確な意思のもと攻撃されているのだとわかっていた。ラハッカ達も殺意を感じるという。
空間崩壊が起きない理由は見当が付いていた。地脈の噴出口が近すぎるため、魔力爆発による魔力の空白地帯が上手く発生せず、空間崩壊にならないのではないかと予測出来たからだ。つまり最深部に繋がったということでもあった。
となれば女王がこの光線の正体である可能性が高いとなる。
どうする? ということで実験をした。とりあえず光線の威力調査として、タイミングを合わせて巨大な『水冷・氷結華』を投げつけたり、『祝呪・栄枯無常』をかけていない槍を投げたり、ただの石や他の魔法を当ててみたり、大量の水を召喚して落としたりした結果。
突撃。
防御系バフをかけまくったタマがエイコ投げを連続で行いつつ地下に向けてダッシュ。およそ十数キロメートルの距離を落ちながら駆け抜け、地熱により超高温となっている世界で女王まで最接近。と同時に俺が女王の体内に侵入して精霊魔法の水冷系でガン責めしたらあっさり討伐終了してしまったという流れである。まあ魔法が発動するまでラグあるから即殺とはいかなかったし、着いた時点で槍連投しすぎたせいか女王の再生が追いついておらず瀕死だったというオチもある。どうやら一瞬とはいえ周囲の地脈魔力を吹き飛ばしてしまうので、思うように回復出来なかったらしい。水冷系にしたのは氷結華や水のために属性場をそれで作り続けていたので、ちょうど良かったのだ。
ラハッカ達が突撃しようかという提案もあったが、まだ出会ったばかりということもありご遠慮願った。
そうやって巨大な氷塊となったボロボロの巨大人骨を眺めていれば、『死霊術・霊視』で女王の霊が見えるとタマが言い出し、ログにも会話文が流れて女王の半生や目的を知ってしまったりした。その中にはやたらとタマが狙われた理由もあった。
単純に、彼女の目的は巣の近くに来た存在の討伐と、強い魔力の持ち主を捕食して自己強化を行いたかっただけ。自身にとって邪魔者であった人種が住むザサ国一帯を平らげ、反対側の竜背山脈に住む竜種も滅ぼすために力が欲しかったのだ。
実は悪魔種の討伐が人類の強化にとって効率が良いように、悪魔種とっても人類が持つ魔力は吸収効率が良いらしい。さらにこの鱗蟻人女王個体というのは個体進化能力にも優れていて、捕食した対象の遺伝子特性を吸収することも出来た。鱗蟻人の体に見られる鱗状の部分などは竜の特性であり、人間のようなパーツはやはり人間から得た物だったのだ。白いドラゴンを呼んだのも竜の子が親などの庇護者を呼ぶときに使われる信号の応用だったようだ。そりゃ呼ばれて来て見たら自分の子じゃないキモイのいっぱい居たらキレるわ。というかもしかしてあのドラゴンの子が鱗蟻人に食われていたということかもしれない。だから逆に食ってやる的な?
なんにせよそうやって進化を続けた結果、鱗蟻人の女王はその性質が人に近くなりすぎてタマの『死霊術・霊視』で霊が見えるほどになっていた。恐ろしいことに二代ほど前の王子個体から人間との交配も可能になっていたようで、雑兵の霊が見えないのはおそらく雑兵には繁殖用の交配能力が無く、女王には王子と同じようにあるからだと思われた。
『死霊術・霊視』の、交配可能だと同種判定になる謎条件。
これには女王の能力が凄いと言えばいいのか、それともタマの死霊術が凄いと言えばいいのかわからなかった。
ちなみに女王は俺の骨だなんて持ってなかったし、そんなものを求めてもいなかった。あれはアルテノ達向けの半分でまかせである。半分なのは実際に女王の特性であれば吸収出来た可能性があり、さらに――
「――たしかに微弱にだがこの黒い結界を扱う魔力には、タマヤ嬢に近いものが感じられる。『ホネ』を取り込んでいるためか。
それに、全ての兵士個体からも同じような魔力を感じる。いつもより外殻が硬いのは、『ホネ』の加護によるものということか」
アルテノ達が騎士や冒険者の一部を引き連れ、黒霧の巨大結界側までやってきていた。
黒霧から一時的に出て来た俺が彼らの会話をログに拾う。
そんな俺の存在に気付かないまま彼らは内部にうっすらと見えるタマ達の生存を確認し、何度か黒霧に攻撃を加えるなどしてから破れないと判断すると、来るときにも群がってきていた鱗蟻人の雑兵を排除しつつ引き返していった。角っ子が絶対助け出すからねと叫んでいた。
倒した鱗蟻人の死体はすぐさま黒霧へと魔法で投げ込まれ、消滅させられていた。どうやらちゃんとタマの戦いを見て考察し、それをもとに指示を出していたらしい。
そう、死霊兵にしてしまうとどうしてもその存在にはタマの魔力が混じることになる。それを誤魔化すために必要な嘘だったのだ。
女王を含めて数千体にも及ぶ鱗蟻人を討伐し、全てを一度まとめて一体の超複合巨大死霊兵として使役登録。それをまた個体ごとに分けつつも女王の黒粒子で繋いだ状態を維持し、全てをタマが操って動かしている。それが今の状態だ。
何が凄いって、数千体同時行動させているタマさんマジパねえっす。
女王を倒した俺たちは、当初これを手土産に人里に行こうと考えていた。
明確な人類種の敵である女王の死骸を持っていけば無下にはされないだろうし、それこそ骨片集めに必要な名声を得るのにも一役どころか多大な貢献をしてくれるだろう。
なにせザサ国の存在意義とも言えるほどの大敵の討伐である。それこそアルトウンの領都で戦勝パレードみたいなことも行うだろうし、ザサの王都でも特別な式典をする可能性も高い。タマがそこで顔を出せば勇名は思いのままだ。
そう考えたのだが、タマからストップがかかった。
それだけではまだインパクトに欠けるのではないかと彼女は思ったのだ。
大衆が最も興奮し、記憶に留め、信頼するのは、安全圏で見る事が出来る危険な出来事だ。
エンターテインメントの基本である。
だから見せることにした。鱗蟻人の女王との闘いを。
だから魅せることにした。鱗蟻人を圧倒する闘いを。
話に聞くだけよりも、直接その戦闘を見た方が印象が強いのは当たり前だ。
城塞都市スメ・シュガ市の目の前で女王やその取り巻き達を討伐し、タマ達の実力を知らしめる。
それがこのヤラセ戦闘最大の目的だ。
さらに今後の行動のことを考えると、強力な支持基盤や拠点があった方が都合が良いだろうというのもあった。
ここスメ・シュガを始めとするアルトウン領は、鱗蟻人自体が一種の資源ともいえる状況になっている。勝手にやってきた聖神教の神子が女王を討伐し、鱗蟻人を全滅させて素材を独占してしまえば、いい顔をされないのは分かりきっていることだ。
なら女王討伐までの流れに彼らアルトウン家も巻き込んでしまい、協力して倒したことにすればいい。
場所に関しては女王の尾の長さが長さなので、戦う場所はスメ・シュガではなくその先の領都アルトウン市、もしくは条件次第でザサ国の王都でも良かったのだが、タマ達が入りやすく、一緒になって倒した場合に一番角が立たないと思ったので、結局スメ・シュガになっただけである。
それに女王はその尾が指し示すとおり、すでにザサ国の誰にも知られずその喉元に刃を当てている状態だった。後になってでもそれをこの都市でせき止めたことを喧伝すれば、鱗蟻人という資源の終了にも異を唱える者は出ないだろうというのもあった。アルテノ達にした説明によりタマが骨片を求める理由付けにもなるし、一時はタマ達がいたから攻めてきたと言われても、逆にタマ達が居なければザサ国そのものが滅んでいた可能性があることを知らしめることも出来る。
一石二鳥というわけだ。
まあタマ達だけで倒した場合よりも名声は確実落ちるだろうが、見ていた冒険者にとっては倒した事実はより確かなものとなるし、なんなら同じような敵をまた狩れば良いだけの話だ。妙な恨みを買うよりは断然いいだろうし、これ以上ない冒険者デビューだと言えると思う。
逆を言えば、彼らの攻撃が意味あるものに見えつつ、かつ最終的にタマ達が主力となって倒した感がないと駄目なわけだが。
ラハッカが全身に黒水を纏い、黒霧と雷の嵐の中を突き進んで、タマが操る女王と激闘を繰り広げる。
タマも周囲の黒霧に向けて攻撃魔法を放ちつつ、『祝福・防壁1』で足場を作りじりじりと女王へと近付いていく。手には如何にも切り札といった具合の大きな魔石二つと自爆攻撃を行う前に完全に息絶えた鱗蟻人の髑髏面を持ち、これ見よがしに魔力を込めていく。
実際は鱗蟻人の操作でいっぱいいっぱいなので、攻撃魔法も足場の防壁も魔力込めも俺が行っているんだけどね。
そして黒霧の外では、アルテノ達が鱗蟻人を相手しながら黒霧に攻撃を加えていた。
崖面から森方面に向けられている大砲とバリスタを掛け合わせたような兵器からは、魔石が先端に埋め込まれた巨大な矢が撃ち出され、黒霧やその周辺の鱗蟻人の群れへと着弾すると同時に大爆発を起こしている。
鱗蟻人達も果敢に攻め込もうとするが、いかんせん女王とは違い彼らは魔力ケーブルを持っていない普通の悪魔。森から出た彼らの体は死霊兵にした後の調整により多少硬くなっているがそれだけで、動きは鈍くなっている(設定)である。
魔法兵器をかいくぐって街に進攻しようとするも、角っ子や白衣による強力な魔法攻撃を始めとした魔法部隊、冒険者達による遠距離攻撃魔法に打ちのめされ、アルテノが使役する巨大樹ゴーレムによって箒で払われるが如く方々に散らされ、味方を巻き込んで自爆している。
それでも半分ほどの鱗蟻人は巨大樹の腕を抜けて行くのだが、そこから胸部装甲さんや鬼っ子を始めとした近接部隊が魔法部隊まで近づけまいと剣を振るい、排除していく。
さらに自爆をしそうになっている個体は足下の草木が絡みつき、身動きを封じて、その隙に近くにいた者は避難するような連携体制をとっていた。これもアルテノが操っているようだ。しかもこの植物どうやら魔力を吸収する性質をもっているようで、自爆しようとしていた髑髏の内側に入り込んで自爆を強制中断させていた。なるほど確かにアルトウン家の人間というのは、鱗蟻人の天敵らしい。
(アルテノさんやるねえ、見えてない場所や離れた場所にも適切に魔法使っていってる。
魔力質を伸ばすやり方じゃなくてMPゴリ押しでやってるから無駄な消費が多いけど、倒した鱗蟻人の魔石も回収して利用してますし、プラマイゼロどころか魔力的にはプラスですね。
側で見てた冒険者がびっくりしているのここからでも見えますよ。
さすがに操作技量をタマさんと比べてしまうと可哀想な感じになりますが)
(私の場合は直接繋がっている黒粒子の線があって、個体ごとに『遠隔術・魔力走査』も併用しているからな。
見ていなくてもその場所ごとの情報が十全に手に入るから、最適な行動もさせやすい)
(いやむしろその多重スキル状態で動かせることの方がすごいと思うんですけどね)
(ふふっ、知覚速度がAGIで強化されているからこそなんとかなっているが、流石にこれ以上は無理だよ。
それに私など、ウルくんが居なければMPの回復にも事欠くし、ここに女王を呼び寄せることも出来なかっただろうしな)
(いやそれはなんというか、逆に俺のせいでこんな感じなっているとも言えるので微妙ですね)
この女王達を死霊兵にしてからわかったのだが、実はタマは五〇メートル以上その死霊兵の魔力質から離れると、その死霊兵に対しての操作権を失ってしまう。今外の鱗蟻人を操れているのはその本体である女王がすぐ近くにいるからであり、女王と繋がっている黒粒子のケーブルがあるから出来ていることなのだ。
これと似たような現象はゲームでもあった。俺の移動可能距離でもある五〇メートルという範囲は、プレイヤーキャラクターからカーソルで他のキャラクターなどの対象を捉えることが出来る最大距離でもある。それ以上離れた対象は画面上には姿が見えていてもロック出来ず、アクションを起こすことが出来なくなる。
おそらくはこの操作可能距離があるため、散らばった骨片に指示を出し呼び寄せるといった真似も出来ないのだろう。城にいた時であれば出来たかもしれないが、今となっては後の祭りだ。そして『押し入れ』に入った場合はその入った地点を基準にしているので、そこから五〇メートル以上離れていなければ『押し入れ』内部に呼び寄せることが出来るというわけだ。
ならばどうやって郊外に居た女王に光線で領主館を狙わせることが出来たのか。それ以前に女王達をこの場所まで呼ぶことが出来たのか。
それは俺が操作したからだ。
タマにはスキルツリーの操作などといったプレイヤーとしての行動が出来ない部分がある。逆にそういった部分はプレイヤーである俺からはタッチが可能となっていて、今回もその手のシステム面から操作した。
具体的にはただ単に、システム上のパーティーメンバーリストから対象を選んでコマンド選択して指示を出すだけ。
指示できる内容も限られていて極々簡単なものしかないのだが、ここに移動しろとか、この対象へ攻撃しろ、といったぐらいなら出来てしまう。
だから女王の進む速度に合わせて昨晩ポチッとしたり、領主館の絵を描いてここに攻撃しろといった具合に指示出ししただけである。
タマのそれと比べてしまうと非常に居たたまれなく感じてしまうレベルなのである。
(それにウルくん、さっきまで私の操る鱗蟻人に合わせて魔法使っていたじゃないか。
発動までにかかる時間を調整して完璧に当ててくるあの技は、一種の芸術だと思う)
(いやいやそれだってタマさんが合わせてくれたからでしょう?)
確かにゲームやっているとき魔法のリキャストタイムテーブル調整とか得意だったけどね。
(ん? 私は普通に襲いかかってくるよう動かしただけだったんだけど。
タイミングを合わせたのは自爆と髑髏投げるときだ)
(え?)
(ん?)
(二人が仲良いのは分かっておるのじゃから、そろそろ計画進行させてやった方がいいと思うのじゃ。
アルテノ達はまだしも兵士達がへばってきておるぞ?)
(おっとすまない。――わ、MPが残り少ない)
(すみません、今補充します)
(ありがとう。この集団操作最大の欠点はこの魔力消費量の増大だな)
(動かす死霊兵のサイズで消費するMPに差が出るとわかったのは、今後の鎧改造の注意事項ですねえ。
ではいきますよ)
(ああ)
タマが持っていた髑髏が輝きを放つと同時、俺の攻撃魔法により一時的にタマの正面から女王まで黒霧が消失する。そこに髑髏が投げ込まれ、黒霧によって消失する直前に女王を巻き込んで爆発した。さらにその爆発が一緒に投げ込まれていた魔石にも連鎖し、大爆発を引き起こした。
すでに鱗蟻人による魔石爆発のカラクリも解明済みだ。
それを応用すれば、こういったことも出来るわけである。
今回爆発させたのは女王の尾の骨の根本部分。
ラハッカとの戦いに集中していたところにこっそりタマが後ろに回り、爆発させたといった具合の設定だ。骨が千切れる。
今はこの行動の意味がアルテノ達にはわからないだろうけど、これによって女王の魔力供給が一時的に途絶えた形となった。
さらにそこに爆発の中を突っ切ってきたタマが、もう一つの魔石を手に魔法を発動させる。
『水冷・氷結華4』
尾の根本が凍り付き、再生を滞らせた。
大量の魔力を消費する黒霧結界が維持できなくなり、解除される。
さあ次のステージである。
やっぱり全部ヤラセなんだけどね。




