表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/21

第拾玖夜 灼熱滾る世界

清明達の攻撃はとどまることを知らず、何度も禍刻達に降りかかる


清明「そう易々と逃がすとお思いですか?」

禍刻「あぁ、思わないね!」

六華「ましてや、アンタ達にそんな慈悲があるとも思えないしね」

頼光「おいおい、お前の相手はこっちだろ!」

六華「きゃあ!」

禍刻「六華!」

清明「おや?余所見とは随分余裕ですね!」

酒呑童子「くそ!何か打開策はないのか!」

清明「貴方々を逃がして差し上げる事も可能ですが、どうします?」


清明の提案に、一同は動揺して一瞬動きが止まった


酒呑童子「一体何を考えている?」

清明「深い意味はありませんよ?貴方々を逃がして差し上げると…そう申しているのです」

禍刻「信用できないな!お前がおいそれと俺達を逃がそうなんて罠としか考えられねぇ」

六華「そうだよ!」

茨木童子「ですが、偽りなく本当に見逃していただけるのであれば、有難いですがね?」

清明「どうします?」

禍刻「なら、その言葉に嘘は無いんだな?」

清明「はい…」

禍刻「なら、少しばかり停戦と行こうか!」

清明「かかりましたね?」


そう言って清明はニヤリと不気味な笑みを浮かべる


酒呑童子「貴様やはり!」

清明「敵を信用したのが運の尽きでしたね!時間稼ぎはもう終わりです!頼光!」

頼光「御意!妖怪共、お前ら全員地獄へ叩き落としてやるよ!」


頼光がそう言って地面に刀を突き刺すと、禍刻達の足元に巨大な魔法陣が展開された

その直後、魔法陣は巨大な扉に変化し、禍刻達はそのまま扉の中へと落ちていった

それと同時に、最後に残った力も失ってしまった


頼光「精々地獄で足掻くといいぜ妖怪共」

清明「さぁ、邪魔者は居なくなりましたので、始めるとしましょうか…」


灼熱の炎が溢れる世界

そこは、人々の魂に審判を降す場所

烈火の如き灼熱が滾る世界に堕ちた者は、輪廻を繰り返す


禍刻「ここが地獄か?」

酒呑童子「この世界に来るのは久しいな」

冠を被った女性「おやおや、どうやら面白い魂が落ちてきた様だねぇ?」

六華「だ、誰!?」

茨木童子「お久しぶりです閻魔様」

閻魔「久しいね、酒呑童子、茨木童子」

禍刻「この人が閻魔大王」


閻魔大王、地獄を統括し地獄に堕ちた魂に裁きを降す地獄の王


閻魔「ところで、君達は予定には無い堕落みたいだね?」

禍刻「予定には無い堕落?」

閻魔「あぁ、本来君達はまだ現世で生き続けられたのさ」

六華「えっと、私達安倍晴明に落とされて…」

閻魔「君達が堕落してきた経緯は把握しているよ。それに、君達二人の未来もね」

禍刻「俺達の未来?」

酒呑童子「閻魔様、それは一体どういう?」

閻魔「完結に言う。四条禍刻、夜鴉六華。君達の魂は本来、輪廻の螺旋から弾かれる存在だ」

六華「輪廻の螺旋から弾かれる存在?」

禍刻「一体どういう意味ですか?」

閻魔「それは、今は話せない。君達の魂はまだ未完成だからだ。未完成が故に、聞いてしまえば崩壊してしまう」

六華「魂が崩壊?」

閻魔「さぁ、話題を変えようか!して、六華」

六華「は、はい!」

閻魔「先程、清明に落とされたと言っていたね?」

六華「はい」

閻魔「その事についてなのだが、君達が堕落してくる前に、清明が地獄に現れたのだよ」

茨木童子「ほ、本当ですか!?」

閻魔「あぁ、紛れもない事実だ。そのせいで、この地獄は今死骸が溢れかえっている。正確には、死骸と化した亡者や鬼共だがな」

禍刻「じゃあ、俺達がソイツらを浄化します!」

閻魔「有難いねぇ!実は、それを頼みたかったのさ」

六華「でも、どうして私達に?」

閻魔「先程、君達の魂は未完成だと言ったろ?」

禍刻「はい」

閻魔「地獄を浄化してゆけば、ある程度は完成に近づく。そして、地獄の奥底、冥府へと辿り着いた時に君達は自分達の魂について知る事になるだろうさ」

酒呑童子「しかし、清明が現れたとはいえ、何故地獄に死骸が溢れかえっているのですか?地獄は瘴気の影響を受けないはずですが…」

閻魔「それがね、アイツはどうやら神代の力を得た様でね」

六華「アイツ、この世界にも瘴気を…!」

禍刻「まさか、俺達の力か?」

閻魔「そのまさかさ。アイツは、今の君達では太刀打ちできない」

六華「そんな!」

閻魔「しかし、方法はある」

禍刻「そ、それは?」

閻魔「先程言った冥府へと行く事だ」

六華「冥府へ行く事…」

閻魔「私は、ここから動く事ができない。どうか、私の代わりに死骸となってしまった鬼共を助けてやっておくれ」

禍刻「分かりました閻魔様。清明、絶対にアイツを許さねぇ!」

酒呑童子「待っておれ清明。その首、必ずや斬り伏せてやろうぞ…!」

同時に響く声「我等が力を解放する時は近い…」


次回 仮面ライダー逢魔ヶ

閻魔「『蘇りし者、二つの王の歴を偽り、その力を奪う』」

六華「もうこんなにも瘴気が!?」

禍刻「こんなの、キリねぇじゃねぇか」

牛頭の鬼「漸く助太刀が来やがったか?」


絶望の先に待つ未来は、終焉か安寧か

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ