第拾漆夜 色欲と暴食体現せし者
禍刻「ここは、何だか小綺麗だな」
六華「確かに」
ベルゼブブ「ここはアスモデウスの野郎がいるはずだが…」
中性的な悪魔「漸く来たかい?」
禍刻「お前がアスモデウスか」
アスモデウス「いかにも、僕こそが七罪の中で最も美しき悪魔!アスモデウスだ!!」
アスモデウスがそう叫んだ直後、周囲に何者かの声が響いた
謎の声「おいおい、アスモデウス…その言葉正気か?」
ベルゼブブ「こ、この声はまさか!?」
アスモデウス「す、すみません!ルシファー様!!い、今の言葉は誤解というかなんと言いますか…」
ベルゼブブ「る、ルシファー様…?」
禍刻「なぁ!六華、しっかりしろ!」
禍刻の言葉で、皆が六華の事を見るとそこには瞳が青紫色に輝いている六華の姿があった
酒呑童子「どうした六華?大丈夫か?」
茨木童子「しかし、今の声は…」
ベルゼブブ「わからねぇ、だが確実にルシファー様の声だったのは間違いねぇな」
アスモデウス「まぁ、早く封印をしなきゃいけないんだろう?」
六華「そ、そうだね…早くしなきゃ」
六華が祠に封印を施すと、札には五つの悪魔の姿が描かれた
茨木童子「次は暴食ですか…」
ベルゼブブ「あぁ、そうだ…次が最後の封印だ」
六華「なら、早く行こう!」
最後の祠へと到着すると、そこにはベルゼブブの分身体が居た
禍刻「さぁ!この祠で最後だ」
分身体「来たか。さぁ、封印は済ませてある」
六華「だったら、最初から全部封印してくれれば良かったのに」
ベルゼブブ「バカ言え。祠の封印は、本来封力を持っている者だけが許されている」
禍刻「なら、何故お前が封印できてるんだ?」
酒呑童子「一応、コイツもその封印を許された存在だからな」
茨木童子「なら、尚更ベルゼブブが全ての封印を施せば良かったのでは?」
分身体「悪いが、それはできなかったのさ」
六華「できなかった?」
ベルゼブブ「あぁ、できなかったんだよ。俺如きの封力じゃな」
禍刻「だから、六華に…」
ベルゼブブ「そういう事だ」
分身体「御託は置いといて、さっさと札を出せ」
六華「わ、わかった」
六華が札を出すと、六つの悪魔が描かれた札が一同の前に出現した
禍刻「コレであとは…」
六華「うん、五重塔に行くだけ!」
茨木童子「なら、ベルゼブブ殿が私達を背に乗せ、飛んで行ってくださるのでしょうか?」
ベルゼブブ「悪いが、それはできない」
酒呑童子「何故だ?」
分身体「どうやら、霊華が苦戦している様でな」
禍刻「霊華が!?」
ベルゼブブ「あぁ、だから、このゲートを潜れ」
ベルゼブブがそう言うと、一同の前に人一人が通れる様な巨大な鏡が出現した
六華「わかった。霊華の事、頼んだわよ?」
ベルゼブブ「任せておけ。互いに力を尽くそうぞ」
そう言って、ベルゼブブは別のゲートを潜り、現世へと戻って行った
禍刻「さぁ、俺達も行こうか」
六華「うん、絶対に清明を止めよう!」
ゲートを潜ると、そこは五重塔の目の前だった
五重塔の入口の前には、清明と頼光が佇んでいた
頼光「待ちくたびれたぜぇ?妖怪共!」
清明「漸く来ましたか…よもや、これ程早く封印を施すとは…」
次回 仮面ライダー逢魔ヶ
謎の声「我等の力を以て世界を破壊しようなど…」
酒呑童子「くそ!清明め、どこまでも下衆な奴よ!」
清明「さぁ!この力の小手調べと行きましょうか!」
禍刻「なんて力だ!」
絶望の先に待つ未来は、終焉か安寧か




