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第拾伍夜 異界に大罪七つの力

巨大な蝿「待っていたぞ二人とも」

禍刻「お前はベルゼブブか?」

ベルゼブブ「そうだ、コレが俺の真の姿よ!」

六華「なんか、キャラ違くない?」

ベルゼブブ「まぁ、アイツは分身体だしな」

禍刻「本体と分身体で話し方が違うなんてあるのか?」

酒呑童子「さぁな?此奴は悪魔だからな」

六華「妖怪の理屈では分からないって事ね」

茨木童子「そういう事です」

ベルゼブブ「ところでよ、異界の結界が現世と違うのは知ってるか?」

禍刻「現世と違う?どういう事だ?」

酒呑童子「異界の結界は、現世と違い全部で七つある」

六華「七つ?」

茨木童子「お二人なら悪魔と七つという点で感ずかれるのでは?」

禍刻・六華「七つの大罪!!」

ベルゼブブ「御明答」

酒呑童子「とは言っても、ルシファー様が居なくなってからは一つ目の祠は別の者が守護しておるがな」

禍刻「まぁ、行ってみた方が早いだろ」

六華「そうね」


一同は御堂の外へと足を踏み出した

しかし、禍刻と六華は踏み出した途端に強い瘴気に耐えきれず後退りしてしまった


酒呑童子「そうか、そういえば異界は瘴気が渦巻いておったな」

禍刻「ならどうすんだ?」

茨木童子「変身すればいいのですよ」

六華「そうか、瘴気は妖怪なら影響が少ないんだ!」

禍刻「でも、逆に考えれば異界では常時変身してなきゃいけないのか」

酒呑童子「そうなるな」

六華「まぁ、しょうがないよね」 


━━━━変身━━━━


《逢魔!定刻…鬼!》

《白日!定刻…鬼!》


二人は、変身すると御堂の外へと飛び出していった

御堂の外は死骸こそ居ないものの、瘴気に苦しむ妖怪達で溢れていた


六華「皆苦しんでるの?」

ベルゼブブ「俺達みたいな強い力を持つ妖怪や悪魔以外は耐性が無いからな」

禍刻「なるほどな」

酒呑童子「しかし、異界は久しぶりで祠の場所を忘れてしまったな」

ベルゼブブ「だったら、俺が案内するぜ」

禍刻「だったら、まずは一つ目にー」

ベルゼブブ「あぁ、それなら御堂の中だぜ?」

六華「へ?」


ベルゼブブの言う通り、確かに御堂の中には小さな祠があった

しかし、守護者の様なものは見当たらない


禍刻「確かに祠はあるけど、守護者がいない気がするが?」

御堂の中から響く謎の声「私の事をお探しかな?」

六華「へ?誰!?」


六華が問いかけると、どこからともなく不気味な風貌の男が現れた


ベルゼブブ「相変わらずだなヴラド」

禍刻「ヴラド?確かその名前って…」

ヴラド「気がついたかい?私はヴラド三世…かつて悪魔と謳われ恐れられた吸血鬼(ヴァンパイア)だ!」

六華「じゃあ、さっき酒呑童子が言ってた守護者って…」

ヴラド「私がその守護者だ!まぁ、と言っても此処は他の祠と比べて安全なんだがな」

禍刻「そうか、他の祠は瘴気の中だから」

六華「ところで、此処の封印ってどうするの?」

ヴラド「封印?君がやればいいのさ」

六華「私?」

茨木童子「六華、異界の祠は言わば西洋の妖による物であるが故に、貴女が適任…」

禍刻「なるほどな、異界と現世で封印の形式を変えてんのか」

酒呑童子「そういう事だ」

茨木童子「六華、それでは六芒星を描いてください」

六華「六芒星ね」

茨木童子「次に、六芒星の中心に『封』の文字を」

六華「わかった」


六華が中心に『封』の文字を書き入れると、途端に御堂の周囲の瘴気が祠に吸収され、祠の扉が開いた

開いた扉の奥には、一つの御札が納めてあった


六華「これは…」

禍刻「傲慢の札?」

六華「みたいだね?なんか、天使みたいなシルエットが描かれてるし」

ベルゼブブ「よし次行くぞ?」

禍刻「次の祠は何処だ?」

酒呑童子「我は異界に来るのが久方ぶりで覚えておらぬぞ?」

ベルゼブブ「だったら、俺に乗りな?祠までスグだぜ!」

禍刻「よし、任せたぞベルゼブブ!」


ベルゼブブの背に乗って連れてこられた次なる祠には、巨大な蛇の様な者がとぐろを巻いていた


巨大な蛇「おや?ようやく来たかい?待ちくたびれたよ」

六華「貴方は…」

禍刻「レヴィアタンか」

レヴィアタン「御明答!私の事を認知しているとは…気に入ったぞ!」

酒呑童子「レヴィアタンよ」

レヴィアタン「どうした?酒呑童子」

酒呑童子「どうやら死骸はいないようだが?」

レヴィアタン「あぁ、死骸共ならソコに居るぞ?」


レヴィアタンが尻尾で示した方向には、沢山の禍魂が浮遊していた


禍刻「禍魂?」

六華「これが貴方の力?」

レヴィアタン「左様、私の力は対象の意識を解放するもの」

ベルゼブブ「正確には睨みつけた対象の意識と呪い(まじない)を分離させるもんだろうが」

レヴィアタン「タネを明かすとは愚かな」

禍刻「そんな事は良いから早く封印しようぜ?」


浮遊する禍魂を集めながら禍刻が声をかける

その声にレヴィアタンは応えた


レヴィアタン「そうだったな、では封印を施してもらおうか」

六華「任せて」


六華が祠に封印を施すと、祠の扉が開き大蛇が描かれた御札が飛び出してきた

その途端、六華の持っていた御札も宙に浮き、二つの御札は融合し天使の様な影と大蛇の影が描かれた御札へと変化した


六華「御札が融合した!?」

酒呑童子「この御札も、天下五剣と同様元々は一つの御札だったと聞く」

禍刻「て事は、七つの大罪だから、七つ集めれば良いのか?」

ベルゼブブ「そうなるな」


ベルゼブブがそう言った直後、周囲が瘴気に包まれてしまった


禍刻「なんだ!?突然瘴気が!」

酒呑童子「この気配は!?」


酒呑童子が叫ぶと、瘴気の中から武士の様な格好の男が現れた


酒呑童子「頼光!!」

頼光「よう妖怪共!相も変わらず祠の封印を施してるみてぇだな?」

禍刻「また邪魔しにきやがったのか?」

頼光「そうやってすぐ躍起になるなよな?俺はただ様子を見に来ただけよ!」

六華「様子を見に来た?」

茨木童子「まだ何か企んでいる様ですね?」

頼光「どうかねぇ?まぁ、異界の中心で待ってるぜぇ妖怪共!」

同時に響く謎の声「中心か、陰陽師共め厄介な奴らよ」


次回 仮面ライダー逢魔ヶ

便器に座る悪魔「漸く来たか」

禍刻「怠惰の札か」

財宝を纏った悪魔「待っていたよ」

六華「コレで半分まで来たね」


絶望の先に待つ未来は、終焉か安寧か

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