表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/20

第拾肆夜 鏡に映る平安京

禍刻「連戦か…悪くない!」

霊華「皆、準備はいい?」


━━━━変身━━━━


《逢魔!定刻…鬼!》

《白日!定刻…鬼!》

《黄昏!舞姫…蝿!》


頼光「良いね!その気合い!嫌いじゃねぇ」


死骸は倒しても倒しても絶えず湧き出てくる


禍刻「なんて数の死骸だ!キリがない!」


暫く死骸達と戦っていると、巨大な影が現れた


六華「何あいつ!?」

酒呑童子「彼奴は見上げ入道」

霊華「だったら対処法は知ってる」

禍刻「六華、いけるか?」

六華「任せといて!」


見上げ入道は放っておけば、幾らでも巨大化していくがそんな見上げ入道の対処法は、人間から『見越したり』と言われる事


六華「見上げ入道!アンタの事見越したわ!」


六華は見上げ入道に対し、『見越した』と叫んだ

本来であれば見上げ入道は忽ち小さくなり消滅するはずだったが、現れた巨人は小さくなるどころか依然巨大化を続けている


禍刻「はぁ!?なんで小さくならないんだよ?」

六華「そうか、死骸だから!」

天鈿女命「では霊華、彼奴に向かって円を描いてください」

霊華「わかった」


霊華が円を描くと、巨大な鏡が出現した

鏡に映った見上げ入道は、瘴気が消え瞬く間に小さくなってしまった


禍刻「終わった…のか?」

酒呑童子「あぁ、禍魂になっているという事は終わったのだろう」

清明「よもや、あれ程の死骸と見上げ入道を退けるとは」

頼光「つまんねぇよなぁ?もっと苦戦してくれてもいいじゃねぇか!」

六華「私達も強くなってるって事だよ」

禍刻「後はお前だけだ!」

酒呑童子「今度こそ逃がさぬぞ!」

清明「そうですか…そんなに私達と手合わせを望みますか」

霊華「貴方達が元凶みたいだしね?」

頼光「元凶ねぇ…半分正解、半分間違いってとこかね?」

天鈿女命「どういう事です?」

頼光「元々、瘴気が発生したのはオマエらが原因だぜ?」

禍刻「妖怪が原因って事か?」

頼光「正解!」

ベルゼブブ「それは一体どういう?」

清明「お忘れですか?異界とはどのような場所なのかを」

茨木童子「忘れるはずもありませんよ…平安京などという忌まわしい場所を…」

頼光「なら、原因が何かもわかってんじゃねぇのか?」

茨木童子「それは…」

酒呑童子「原因ならわかっている」

霊華「原因って?」

酒呑童子「元々、異界と現世は同じ空間だったのだ」

六華「同じ空間だった?」

茨木童子「そうです」


異界と現世は平安の時代に同じ空間に存在していた

その中で、妖怪達への人間の憎悪と憎しみが蓄積されていた

しかし、その負のエネルギーはかつて平安の都でお互いいがみ合う事で均衡を保っていた二人の妖怪によって封じられていた

いつしか、二人の妖怪が自身を転生させるまでは


禍刻「それって、均衡が崩れた事で封じられてた瘴気が溢れ出たってことか!?」

頼光「よくわかってんじゃねぇか?」

六華「だとしても、それを利用して妖怪を根絶やしにしようなんて間違ってるよ!」

清明「間違っている?そもそも、最初に人間を苦しめたのは貴方達妖怪でしょう?」

酒呑童子「瘴気によって、性根まで腐ったかと思っておったが、お前は本物の清明ではないな」

清明「当たり前でしょう?私達は、人間達の負の感情、言わば瘴気が呼び覚ましたものですからね?」

天鈿女命「やはり今ここで!」

頼光「まぁ、そんなに躍起になるなよ?」

ベルゼブブ「逃がしませんよ!」

頼光「それじゃ、異界で待ってるぜ?」


そう言って、頼光と清明は瘴気の霧に姿を消した

同時に周囲に蔓延していた瘴気も消え失せた


天鈿女命「仕方がありません、皆様異界へ行きましょう」


天鈿女命は素早く印を結び、洞穴の奥にある鏡に向けて術を放った

すると、洞穴の入口に大きな鏡が出現した


禍刻「鏡?」

天鈿女命「さぁ、中へ」

六華「この奥が異界…禍兄、行こう」

禍刻「あぁ」

天鈿女命「それでは、異界の封印はお願いします」

禍刻「そっちこそ、霊華と逢魔町の事頼んだぜ」

天鈿女命「御意」


鏡には瘴気が蔓延した平安京が映っていた

禍刻と六華、そして二人の鬼は鏡の中へと入っていった

鏡の奥は、小さな御堂の中だった

そこには、巨大な蝿が一同を待っていたかのように佇んでいた

禍刻達が来たのを確認すると、巨大な蝿は一同の方へ向き、口を開いた


巨大な蝿「漸く来たか」

同時に響く謎の声「舞い戻ってきたか、この忌まわしき場所に」


次回 仮面ライダー逢魔ヶ

巨大な蝿「待っていたぞ二人とも」

禍刻「傲慢の札?」

六華「御札が融合した!?」

酒呑童子「頼光!!」


絶望の先に待つ未来は、終焉か安寧か

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ