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勇者の掟  作者: 来奈
18/26

洞窟発見!探検開始

ついに洞窟編開始です!

いつもながら読んで下さっている皆様、大変有難うございます!

(;∇;)/~~


「さぁーってと、砂漠の秘宝マリアネックを探すぞー!!」

「おー!!」

「おー…」


一行は食事を済ませた後、酒場を出てクラティス王国をあとにした。


「情報によると、マリアネックがある洞窟に入るには《トワイライト》が必要らしい…」

「トワイライト?」


トワイライトとは、光を源としてうまれた貴重な宝石だ。

磨くと美しい光を放ち、邪悪な存在を追い払い持ち主を守るという。

売れば高値で売れるし、王家でも持っている者は数える位しかいない。


「あー…俺持ってない。レオンは?」

「えぇ!?奏蒼が持ってない物を俺が持ってる分ないでしょ!!」

「俺持ってる」

「「嘘!!?」」

「嘘じゃねぇよ!ほら」


ルウガがポケットから出したのは、まさしくトワイライトだった。

ルウガの手に触れた途端、それは淡く光を放つ。


「お前、それをどこで…?」

「…母ちゃんの…形見なんだ。幼かったからよく覚えてないけど…俺の宝だよ」

「そうか…。なあ、俺に触らせてー…」


と奏蒼が言い切る前に、トワイライトが強く光を放ち始め、そして一直線にある場所へ照らした。


「うわっすげー!」

「行こう!」

「俺の願いはどうなったー!!」


…***…


光を追い掛けて行くと、そこには砂漠の地下に繋がるらしき階段がある場所についた。

ルウガ達は大はしゃぎで階段を駆け降りた。


中は美しい金銀財宝宝石達で埋め尽くされていた。

ルビー、サファイヤ、エメラルド、ダイヤモンド、パール、プラチナ…。

美しい鉱石達がルウガ達を包んだ。


「うわぁ~!」

「マリアネックは?」

「見てレオン!金の王冠ー!!」

「すげっ!」

「マリアネックは?」


奏蒼はそこらの宝には目もくれず、洞窟の奥へと進んでいった。


するとー…


「あった!マリアネックっ!!良かったぁ~…ん?あれはー…」


奏蒼が見つけたのは、台の上に置かれた《ランプ》だった。

ランプの下にはカーペットが引かれ、丸で大切な物らしい。


「銀のランプ?まぁ良い感じかな~。カーペット汚な!」

『うちはカーペットじゃありまへんっ!!』

「うぉっ!!」


奏蒼が肘をついていたカーペッ…絨毯は音を立てて、幼い女の子へと変身した。格好はまさにアラビアンスタイル。


「うちの事汚な言うたそこのぼんくら!ランプに触らんといて!!」

「か、カーペットが変身して喋った!?」

「だからカーペットじゃ無か言うてるでしょうに」


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