天敵登場……!!
ついにライバル的な天敵が登場致します!皆さん、いつも読んで頂き大変感謝しておりますっ!
(-^〇^-)
…***…
「やーい、弱虫ルウガ~!」
「よ、弱虫じゃないもん…」
ルウガは幼い頃からいわゆるイジメっ子にイジメられていた、イジメられっ子だった。
理由は、ルウガには父親がいなかったことと、発作でレイヴンとして活躍出来ないでいたことだった。
いじめっ子は、エレフ村で一番活躍できるであろうと期待されている、ルウガよりも三つ年上の少年だ。
「来てみろよ~!あ、お前走れないんだったよなぁ…歩いてこいよ!」
「うぅ…」
「じゃあ俺が連れてってやるよ」
いじめっ子は嫌がるルウガを崖の近くへと無理矢理連れていこうとした。
「やだよ…怖いよ!危ないよ!」
「弱虫じゃないんだろ?行って飛び降りろよ!そしたら同じレイヴンだって認めてやるからさ~」
「と…飛び降りるなんて…死んじゃうよ!」
「死なねぇよ!!レイヴンだろ?行けよ」
強く睨まれ、ルウガはびくびくしながら崖へ一歩一歩近付いていく。
ルウガは恐る恐る崖の目の前に立った。
真っ暗で底が見えない。
吸い込まれるような恐ろしい感覚が起き、ルウガの精神が不安定になる。
まだ発作が起きやすかったルウガは、精神が揺れただけでも危険だ。
そして…
「あ…あ……息が…」
「あぁ!?また発作かよ!チェッ、白けるわ」
そのまま倒れ込んだルウガは、やがてルウガを探しにきた母によって、村に帰った…
あの時の恐怖が、今の高所恐怖症に繋がったのだ。
…***…
メンクイバを倒したレオンに助けられ、真っ青になったルウガは一先ず息をついた。
「はぁー…助かった…」
「お前な、そういう弱点は早くいえよな」
「だって「あり?お前ルウガ?」
レオンでもルウガでもない声がし、ルウガは反射的に振り返った。
すると、途端にルウガの目が見開き、一瞬にして涙目になった。額に冷や汗がつたる。
彼は、ルウガよりも慎重が高く、レオンよりも小さかったが、何より古くなった髪止めが年輩を感じさせていた。
・・・
「おぉルウガ、やっと旅に出られたんだなー。おめっと~」
「あ…」
「弱虫だったのにこんなお供なんか連れてさ。立派で偉くなったよ」
「……」
ルウガは相手の顔を見ず俯いたままだ。
「あ、ゴメンゴメン。お前なんだっけ?ホッサだホッサ。ホッサが起きるんだよなー。悪ぃ悪ぃ。てかさ…返事しろよ」
「……」
青年がルウガに近寄ってきて、そしていきなりルウガを突き飛ばした。
中途半端ですね…すいません(;_;)
更新をなるべく急ぎます!