シロクマ
ツッコミ「はいど~もよろしくお願いします」
ボケ「よろしくお願いします」
ツッコミ「もう梅雨が明けて夏ですね~、暑いところでは最高気温が35℃とか超えますからね」
ボケ「本当だよ~、まさか梅雨が明けて夏が来るなんてね」
ツッコミ「いや、それは普通だろ、梅雨が明けて夏が来るんだよ」
ボケ「でもね~僕みたいなシロクマにはやっぱり夏はきついですよ~」
ツッコミ「んっ」
ボケ「まぁ~でも頑張っていかないといけないな~って思ってはいるんだけど~」
ツッコミ「えっと~…」
ボケ「頑張っていきましょうよ、えっ、頑張らない気?」
ツッコミ「えっ、あぁ~頑張るよ…だけど」
ボケ「言い訳ですか、そう言うのよくないですよ」
ツッコミ「そうじゃなくって、シロクマなの」
ボケ「俺がシロクマとかどうでもいいだろ、今は頑張るか頑張らないかの話で」
ツッコミ「どうでもいいよ、頑張るとか頑張らないとかどうでもいいよ…シロクマって何」
ボケ「…言ってなかったけ?」
ツッコミ「初耳だよ…驚きすぎて、言葉が出ないなんて初めてだよ」
ボケ「あっ、そう」
ツッコミ「シロクマなの?」
ボケ「どっからどう見てもじゃん」
ツッコミ「いやいや、全然白くないじゃん」
ボケ「それは個体差があるからさぁ~」
ツッコミ「いや、個体差じゃもう説明できねぇだろう」
ボケ「そうか?でも時々白い毛が生えてくるよ」
ツッコミ「白髪だよ、それはただの白髪だ」
ボケ「でも僕、左利きだよ」
ツッコミ「だから」
ボケ「グリーン」
ツッコミ「グリーンダカラってくだらねぇ、すっげーくだらねぇ。そうじゃなくって左利きだからなんだよ、って聞いてるの」
ボケ「シロクマって全員、左利きなんだよ」
ツッコミ「へぇ~そうなんだ~…シロクマである根拠が弱えぇな、よくその根拠で信じてもらえると思ったなぁ」
ボケ「じゃ~これはどう僕、めっちゃ泳ぐのが得意なんだよ」
ツッコミ「それも弱えぇな、もっと強いのないのかよ」
ボケ「ヒグマが親戚です」
ツッコミ「それそれ~…それそれって何だよ」
ボケ「マジで僕、シロクマなんだよ、信じて」
ツッコミ「じゃ~まぁ~俺とお前の中出し信じるけど…」
ボケ「あぁ~旭山~」
ツッコミ「動物園?…急になんだよ」
ボケ「あぁ~ごめんごめん、兄貴が暮らしてるんだ」
ツッコミ「あっ、お兄さんだったの」
ボケ「うん、水槽のガラスにタックルしてるの、あれ僕の兄貴」
ツッコミ「そうなんだね。随分とやんちゃなお兄さんだね」
ボケ「そうですよ、従兄弟なんて夏場はフルーツの入った氷柱にかじりついてますしね」
ツッコミ「天王寺動物園…そうなんですね~驚きですよ」
ボケ「そうですか」
ツッコミ「君は動物園に入らなくっていいの?」
ボケ「なんで…」
ツッコミ「いや、シロクマなんでしょ、動物園にいないとおかしいじゃん」
ボケ「じゃ~言わせてもらいますけど、シロクマが日本にいること自体がおかしいからな、北極以外にシロクマがいることはおかしいぞ」
ツッコミ「そうですけど…」
ボケ「だいたい、俺が動物園に住んでないって決めつけんなよ」
ツッコミ「えっ、動物園に住んでるの?」
ボケ「上野だよ」
ツッコミ「いい加減にしろ。どうもありがとうございました。」