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第926話再戦の眠鬼6


「神毒覚醒っ!!」


その瞬間、リーゼのステータスは3倍にまで跳ね上がる…

ラグアとの戦いからしばらく…オルメテウスのステータスも強化されていた。

だが、それは核玉の換算で300にも満たない…

もっともステータスだけは、覚醒、真覚、深層覚醒で爆発的に上がっているが…


対するリーゼは素の神格エネルギーが脅威の2146…

それが神毒覚醒で強化され、ステータスが3倍にまで膨れあがったらどうなるか…


「ふふっ、その程度?そんな蝿が止まるような動き未来予知を使うまでもない。見てからでも十分対処可能だよ」


あきらかに遊んでいると言っても過言ではないリーゼの急所をわざと外した攻撃により、オルメテウスはじわじわと神格エネルギーを削られていく。


「ぐっ…領域循環っ!!」


ここでオルメテウスは領域循環を切る。


ステータスは追いついたどころかひっくり返った…かに見えたが…


「バカだねー。ドーピングにドーピングを繰り返したおかげでまるで自分の身体能力の変化についていけてないよ?お前全部のドーピングを同時に使ったことほとんどないでしょ?」


「ぐっ!?」


ほぼ直線的な動きでリーゼに迫るオルメテウスをリーゼが見逃すはずもなく、途中に仕掛けた概念トラップでズタズタに引き裂かれてオルメテウスは瀕死にまで追い込まれる。


「そんじゃまずは一回目ー。さよーならー」


リーゼのその言葉と共に概念トラップで動きを完全に止められたオルメテウスにリーゼの触手の一撃が刺さる…

オルメテウスは神格エネルギー霧散させる。




黄泉の神によりすぐさまオルメテウスは復活する。


これでもダメか…

神域循環を使えばステータスはさらに上がる。

だが、それで勝てるのか?

否、ヤツの正確無比な先読みをどうにかしない限り、自分に勝機はない。

なら、複合融合なら…

いや、それも厳しい。

単純な力技でどうにかなるタイプなら先程のステータスの暴力で終わっていたはずだ。


ならば…


「神域展開、概念、悟り」


オルメテウスは神域展開を発動する。

読み合い…

それがオルメテウスの選んだ結論だった。


「ふふふっ、わざわざリーゼの得意分野でくるか。いいよ。のってあげるよ。今ではたぶん神格エネルギーの差からリーゼの方が上だけど、純粋な読み合いでリーゼが負けるかも知れないのはリオ姉だけ…。教えてやるよ。お前如きじゃどれだけ無駄に生きたところで辿り着けない境地ってヤツをさ?」


オッドアイの瞳に絶対的な自信と狂気を漲らせながらリーゼは言ったのだった。

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