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第922話再戦の眠鬼2


「「はっ、心得ております!!」」


ギースとマリアの揃ったその返事にリーゼは満足そうに頷くと口を開く。


「さて、残りのお前達も大丈夫だよね?オルメテウスとティナはまとめてリーゼが殺るからお前らはティナ以外の四情四鬼の相手をしてね」


「「はっ」」


ゴッズクローン…まだ正式な名はない特級戦力の化け物達が跪いた状態のままそう返事をする。


「セリーは鬼情を頼んだよ?大丈夫。プライドの高いお前がウリンに土下座までして強化した心意気をリーゼは大事にする。リーゼに任せてよ。数時間後にはパパに戦勝報告を持っていけるよ」


「はっ、必ずやご期待に応えてみせます!!」


セリーのその返事をリーゼは確認すると転移を発動させる。




〜オルメテウスの拠点宇宙〜


「結界が破られた…。白天のヤツ…性懲りも無くまた来たみたいだね」


四情四鬼の喜鬼…いや、ティナ・ポロワと言うべきか…

ティナは隣にいる主であり、親友…

オルメテウスに向けてそう言った。


「白天本人は不在…。先の戦いでも出張っていた白天の娘が敵の総大将か」


あの戦い以降、神眠を使っていないオルメテウスは既にたどたどしい話し方ではない。


「…なめてるねー。まさか黙ってやられろなんて言わないよね?」


答えはわかっているが、ティナは最後の確認とばかりにオルメテウスにそう聞いた。


「当然だ。向こうから攻めてきたのなら遠慮はいらん。返り討ちにするだけだ」


「オッケー、オルメス。既に宇宙侵略に出てる四情四鬼には全員戻るように神通を出した。こっちのホームに戦力の要もなしに乗り込んできた考えの甘いガキに思い知らせてやるよ」


ティナは被っていたピエロの面を投げ捨てると邪悪な笑みを浮かべる。


「わざわざ敵に有利な戦いをしてやる義理はない。神界で迎え討つ。ティナ、異論はないな?」


「うん、オルメス。ティナちゃんも同じ考えだよ。あ、鬼怒達が戻ったみたいだね。てか、さすがに喜面達、四面将じゃ相手にならないから呼んでなかったんけど、アイツらも勝手に集まってきたね?」


「…すぐに退がらせろ」


「言われなくてもそう指示を出すよ。まあ、これもオルメスの人望の賜物だよ?」


「ふざけてる場合じゃない」


「まあまあ、シリアスにこそ遊びを取り入れるのがティナちゃんの強さの秘訣だよ?」


ティナは言いながらも集まってきた四面将達に神界に退くように指示を出す。


こうして、二度目のオルメテウスとの戦いの火蓋が切られようとしていた。

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