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第904話群雄割拠の新時代4


『ラピロア様?聞こえるか?出番だぞ?』


『ラグアか。あー…特別なプリミティブが動いたか。でもいつどこに出るかはわからないから、物量で…ってその様子だとわかってるみたいだね』


『ああ、うちの参謀サマサマだ。時間と場所は神通と共鳴の概念を組み合わせて伝えとく。動けるか?』


俺は神通ごしに笑みを浮かべながら言った。


『動けるかじゃなくて動けって言うんでしょ?これじゃどっちが主かわからないよっ!!』


ラピロアはそう突っ込んだが、こんな条件を飲んだ時点でラピロアの負けははじめから決定している。


『まあそうゆうことだから1時間…いや、ちょっと切ったか。そのぐらいあとに現地でな?』


『………はいはい』


渋々返事をするラピロアの言葉を最後に俺は神通を切断した。




〜約1時間後〜


俺とリーゼはその宇宙に転移する。


それと完全に同時に転移してきたのは四つの気配…

一つは当然ラピロアである。


残るは…


まあ特別なプリミティブってヤツだな。


姿は見えないがそいつらは俺達の気配を感じとったのか、即座に転移で他の宇宙に逃げようとする。


だが…


「あんまりボクをなめないでよ。権能」


そう。

もはや脱出不可能である。


「くくくっ、さすが主様だ。じゃー行ってくる」


「全方位…特別なプリミティブを逃がさないように維持したまま、ラグアが負けそうな時は助けて、ラグアの宇宙が襲撃されそうになったら妨害して弾き飛ばす。こんなのボク以外に誰もできないからね?わかってる?ねえ?」


「はいはい偉大なる主様は俺の誇りだ」


「絶対思ってないよね!?」


俺はラピロアとそんなやりとりをしてからリーゼと共に転移する。




〜神界〜


「!?っ、プリミティブゴッドが三体に白天にイナゴの王だとっ!?どうしろって言うんだよっ!!」


その宇宙の最高神ビーガは思わず叫んだ。

不運どころの騒ぎじゃない。


皆さんにわかりやすく説明しよう。

あなたは家にいるとする。

そしたらいきなり貞◯と伽◯子とミ◯ル君とジェ◯ソンとフ◯ディが、家の入り口という入り口を全てぶち破って侵入してきたのだ。

なんとなくホラー系でまとめてみたが、結論から言おう。


答えはどうしようもない。

その一言である。


こうして最高神ビーガにとっては最悪の長い1日…いや、一瞬で終わるであろう人生…いや神生の幕引きが目前に迫っていた。

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