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第903話群雄割拠の新時代3


ゴッズクローン…それは大量の神級武器や神級装備、ゴッズウェポンから作り出したウリンの新作だ。

もちろん俺の手持ちのドロップアイテムも使ったが、一体作るのにかなりの数が必要な為、ラピロアから大量に用意してもらった。


その時はこんな感じだ。




「へぇ?いつかのお願いを使うんだ?その条件でいいの?」


「ああ、この作戦に対する全面協力。これでいい」


俺は言った。


「なるほど…これ考えたのラグアじゃないね?」


「………」


俺は何も言わない。


正解である。

リーゼと姉ちゃんである。


「沈黙は肯定だね。まあ読心で読めてたけどさ。あらゆる可能性を想定した上でボクの動き方が事細かく…よくもまあ………とりあえず大まかにはありったけの神級武器、神級装備、ゴッズウェポンのラグアへの譲渡、それから作戦終了までのラグアとラグアの陣営を何を優先しても絶対に守り抜くこと…。これでいいんだね?」


「ああ」


俺は答えた。


「…ただ作戦終了までは何をしても途中経過?さすがにそれはちょっと虫が良すぎないかな?」


ラピロアは言った。


「………」


俺は何も言わない。


「…いいよ。ボクも一応全宇宙の支配者だ。器の大きいところ見せてあげる。ただし…」


ラピロアはそこで一度言葉を切ってから言い直す。


「明らかに作戦から逸脱した行動に限ってはその限りじゃないっていう条件はつけさせてもらうよ?いいよね?」


「ああ」


まあ、さすがにここらが落としどころだろう。

仮に俺が逆の立場だったらこんな条件はふざけんなの一言で突っぱねる。

リーゼと姉ちゃんが作った条件…

作戦終了…つまりは俺がラピロアを殺す作戦の最終段階まで死んでも俺達を守り抜け。

そう言ってるのと同じだ。

そんなふざけた条件を明らかに作戦と関係ないこと以外…(例えば俺が勝手にオルメテウスを殺しに行って死にかける)みたいな状況にならない限り援護するって条件を飲んだラピロアはある意味、本当に器がでかいのだろう。




話を戻そう。


ゴッズクローンはウリンの科学力…

そしてラピロアの潤沢な資源により生まれた。

大量の貴重な素材を使っている為、その戦闘力は凄まじい…

個体差はあるが、最弱でもコレートルのフォースアイ…つまりはなり損ないのイナゴクラスの戦闘力を誇る…


「パパ。割り出し完了だよ。ここにヤツらが来るのはきっかり1時間後だよ。ラピロアとの連携を確認しておいて」


俺がそんなことを考えている間にリーゼの割り出しが終わったようだ。


俺は邪悪な笑みを浮かべながらラピロアに神通を繋ぐのだった。

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