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第886話迷宮宇宙59


ラグアがルルアートとの戦闘を開始した頃…



〜第五階層、キャッスル・オブ・リーゼ最上階〜


リーゼは集めに集めた神格エネルギー…

起玉の換算で1245にもなる神格エネルギーを解放していた。

吹き荒れる神格エネルギーの暴風は、まるでリーゼが絶対強者であることを証明しているかのようだった。


「ふふふっ、ミグ。お前が本当にバカで助かったよ。今までのリーゼじゃ戦闘面じゃパパの役に立つのは難しかった。改めてお礼を言わせてよ?」


「覚醒っ!!なめるなガキがぁぁ!!」


リーゼの明らかな挑発にのったミグのステータスは約3倍にまで跳ね上がる…


「概念、神毒、覚醒っ!!今のリーゼに接近戦で勝てると本気で思ってるのかな?だとしたら本当に滑稽だよ」


リーゼのステータスも3倍に跳ね上がる…

リーゼとミグの神格エネルギーはかなりの差がある。

その身体能力の差も歴然だ。

それは互いに覚醒を使った現在の状況ではどちらが有利なのかは、火を見るより明らかだった。


ミグの触手の間を縫うようにすり抜けてリーゼはミグに肉薄する…


「かかったねー?」


だが、邪悪な笑みを浮かべたのはミグの方だった。

何故なら…


「いくらステータスが上でも0距離で躱せるはずないよね?概念融合、炎舞」


ミグの概念融合がリーゼを焼き尽くさんとばかりに迫る…


だが、その瞬間リーゼもまた口角を吊り上げる。


「かかったのはお前の方だよ。無策で突っ込むわけないでしょ?」


リーゼの手がミグの概念融合の中核に触れる。

ステータス差の影響…そしてミグの行動を予測していた為、まだ完全に広がり切る前の炎舞の概念融合はそれだけで霧散する。

そして…


「うぐぁぁぁぁぁっ!?」


そのまま炎舞の概念融合を貫いたリーゼの手はミグの体を破壊する。


「ゴッドバーストっ!!」


「まあそうくるよね?」


大ダメージを受けたミグのゴッドバースト…

リーゼはそれを一度距離をとってから手を前に出すことで受け止める…


ゴッドバーストのリーゼの手に触れた部分はまるではじめから何もなかったかのように消滅する。


「領域発生、概念、吸命。領域纏いはまだ使えないけどこれでさらに差は開いたし問題はないよ」


リーゼは邪悪な笑みを浮かべて言ったのだった。

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