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第74話邪神エリローズ続


「おい。そう言えば俺が神の領域に至った時説明するって言ったよな?」


「ああ、そうでしたね。久しぶりの制約のない体に戻って浮かれてしまって、すっかり忘れていました。」


「いいから早くしろ。タイムイズマネー。わかる?」


「あなたの故郷の星のことわざでしたっけ?えーっとどこから説明しましょう。アルムスの創世記あたりからにしますか。今から50億年程前ですね。当時アルムスの7人の創造神の1人だった私は最高神のクソジジイ?クソガキ?を殺すために当時アルムスで最強の魔王だった、初代ラグアと協定を結びました。事実、私とラグアの2人は当時最強で、創造神の7人のうち3人を殺しました。神級スキルは私はいらないのでラグアにあげました。私達の元に集まってきて現在神の領域に至ったのが、テオレーム、ロロ、ソドム3人です。彼らは一応、私達2人の配下でしたが、テオレームは私のソドムはラグアの配下の色が強かったですね。ロロは面白ければなんでもいい人でしたから別ですが。まあ、最高神を殺す一歩手前で私とラグアは意見の違いから殺し合う事になりましたが、それは仕方ありません。ラグアが持っていた神級スキルはラグア死亡時に配下に受け継がれました。」


なるほど、俺が死んだ時も神級スキルはエリスあたりに受け継がれるのだろうか。

んな事より、なんでお前はその初代ラグアと殺し合ったんだよ?


「すいません。それは今はお答えできません。いつかあなたにも私は同じ質問をします。それを答えの代わ

りさせて下さい。」


「まあいいか、お前の目的がなんであれ、お前を殺す事は決まってるしな。」


「ラグア様ならそう言ってくれると思っていましたよ。とにかく私の最初の目標は私を除いた最後のオリジンゴッドである、最高神を消す事です。協力してくれませんか?」


「めんどくせーよって言いたいところだが、お前を殺す日まで近くにいてもいいかもな。最高神より先にてめえが殺されても文句言うなよ?」


「ありがとうございます。改めてこれからよろしくお願いします。ラグア様。」


「協力はしてやるが、いつ寝首をかくかは知らねーぞ?期待して待ってろ。」


「はい。そちらの方もワクワクしつますよ。ああ、こんなドキドキいつ以来でしょう。数兆年程若返った気分です。」


いや、数兆年とか頭おかしいだろ?

なんなのこいつ?


こうして、俺とエリローズは改めて協定を結んだ。

今回の一件はアルムス各地に大きな波紋を呼ぶ事になるが、この時の俺は気づかなかった。

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