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第867話迷宮宇宙40


ラグアが影と相対している頃…


「あたしをなめんじゃねー!!」


第五階層ではミグが起玉に溜め込んだ神格エネルギーを完全解放していた。


「ほう?」


三島煌一は言いながらミグを見据える。


解放したミグの神格エネルギーは起玉の換算数値で503…

それは実にラグアの3分の1近い…

普通に増やしていたなら、神々にとっては短期間とも言える僅かな時間で、こんな数字になるわけがない。

ミグには神格エネルギーを効率的に増やす手段があるのは明らかだ。


だが同時にこの展開はリーゼの予測の範疇内でもある。

アルムス時代からラグアと敵対しながら2万年近く生きながらえている存在をリーゼが過小評価などするはずがなかった。


そしてこの展開の結果は…


三島煌一はすぐさま踵を返す…

即時撤退…それがリーゼの指示だ。


「逃がさないよ!!」


ミグはすぐさま三島煌一を追撃しようと襲いかかる。


すかさずどこからともなく現れた媒介クローンがミグの足止めに入る。


「邪魔だよっ!!」


媒介クローンはミグの触手によってバラバラに引き裂かれる。

そのままミグはまるでデバフの影響など、まるで受けていないかの様な超スピードで三島煌一に迫る…


「死ねっ!!」


ミグの一撃が三島煌一に直撃すると三島煌一は神格エネルギーを散らして消滅する。




第五階層最上階…


「おい?リーゼ?これでいいのか?一回死んだだけじゃねーか?」


最上階にて座標指定した黄泉の神によって復活した三島煌一は復活して早々に言った。


「問題ないよ。それに悪いことばかりじゃないよ?シャドウラルファとロロ・ベアトリクスを倒した神格エネルギーはバッチリ叔父さんに入ってるみたいだし?」


リーゼの言う通り三島煌一の神格エネルギーはここに来た時とは比べものにならないほど増えていた。


「まあたしかにそうだが…不完全燃焼だぜ?」


「まあ待ちなよ。叔父さんの出番はまだまだあるしさ?まずは敵の戦力を削ぎつつこっちも迎え撃つ準備をしようか。まあ、次は叔父さんは少し休んでて?次はリーゼが前線に出てくるよ。まあ死んだらリーゼも叔父さんみたいにここに戻る予定だから心配しないで?」


言いながらまるでリーゼは散歩にでも行く雰囲気で出撃するのだった。

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