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第849話迷宮宇宙25


時は少し遡る。

リーゼとミグ達が相対した頃…


ラグアと三島煌一はリーゼが別れる前に伝えた二つ目の場所に来ていた。


「ぐっ…力が抜ける…なんだこれ…」


「アンチステータスゾーンか?まあ俺はキャパオーバーみたいだが?」


今回のトラップはアンチステータスゾーンのようだ。

ただ俺には全くと言っていいほど変化はない。

俺は無視して奥に進む。


「ゴミしかいねーじゃねーかよ」


俺はそうボヤいた。

まあ実際にアンチステータスゾーンが機能していたら多少の苦戦はするかも知れないが、その程度の相手だと思う。

何故こんな曖昧な言い方なのかと言うと、正直わからないからだ。

皆さんはアリAとアリBがいたとして、どちらが強いかわかるだろうか?

アンチステータスゾーンが機能してない俺にはその程度しかわからない…




おそらくフロアボスであろう、強いか弱いかもよくわからないやつを移動の風圧だけで粉砕すると、扉が出現する。

ちなみに一応ここにくるまでドロップアイテムは片手間に全て回収している。

だいたい200ちょいぐらいか?

まあ急いでたから、基本は邪魔になるヤツ以外は無視した結果だが…


俺は迷わずその扉をくぐり抜ける…




「第四階層は洞窟型ね。なんかありきたりだな」


俺は呟いた。


「おい?鋭治?リーゼはなんだって?」


「ああ、神格エネルギーを集められるだけ集めてから行くからちょっと待っててくれだとよ?さすがにアイツがゾンビスライム相手に善戦できるとは思えないが、どうなってるんだ?」


「あ?鋭治がわからねーことが俺にわかるわけねーだろうが?」


俺のその言葉に兄ちゃんはいつもの調子でそう答えた。



それから待つこと数分…

リーゼの神格エネルギーが完全に消失した。


俺は黄泉の神を発動させる。


「ただいまー。さすがパパ。リーゼの予想より3分も早かったね?」


復活したリーゼは出て行く前とは比べ物にならないほどの膨大な神格エネルギーを放ちながらニコニコとそう言った。


「ミグにもだいぶ食わせちゃったけど、必要経費ってことでいいよね?他の有象無象ならリーゼ1人でどうにでもなるってわかったし…神毒のまがいものの覚醒を封印してリーゼに手も足も出ないようじゃ話にならないよ」


「まあそのぐらいなら誤差だろ?」


俺は言った。


今のリーゼの神格エネルギーは核玉の数値で8.3…

何回やられたかは知らないが、その程度ならミグに奪われても問題はない。


「じゃーダンジョン攻略の続きと行くか」


俺達は第四階層を進みはじめるのだった。

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