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第837話迷宮宇宙16


ラグア達が火山地帯を進み出した頃、ラグア達に遅れること1階層…ミグ達は第2階層永久凍土の攻略をはじめた。


「何ここ?だだっ広いだけでほとんど敵の気配を感じないよ?」


ついて早々にミグはそうぼやいた。

第2階層永久凍土は元々その広大な広さの割に敵が少ない…

しかもそのただでさえ少ない敵もラグア達に減らされて激減していた。

さらにはリーゼにより、再出現の根幹たる待機所まで潰されているので、次に新たな敵が地上に現れるのには相当な時間がかかった。


もっともその事実はミグ達は知らないが…


「そうですね…私もかなり広範囲に神の千里眼を展開していますが、未だに敵は見つけられていません。ミグ様はいかがですか?」


ラルファはミグのそのほとんどと言う言葉に反応してそう言った。

そう。

全く見つけられていないのなら、ほとんどではないのだ。


「えーっと…今のところは全部で12かな?そうだ。いいこと思いついたよ。ラルファ?あたしと意識を共有しよ?」


「…それは素晴らしい考えですね」


ミグのその言葉にラルファはほんの一瞬だけ考えるが、すぐにそう同調した。


ミグはその膨大な神格エネルギーを神の千里眼に回す。

だが、処理能力自体はラルファの方が遥かに優れている。

ミグの考えはそんなところだが、ラルファはさらにその先を見ていた。


「見つけしだい、ミグ様の神級スキル、神眼の神を経由して遠距離から神格エネルギーを込めた概念を叩きこみましょう。神眼の神があれば回収もこの場から一歩も動かないまま可能ですし…」


ラルファのその言葉にミグは、一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑みを浮かべる。


「さすがラルファ。あたしが見込んだだけのことはあるね?」


こうしてミグ達はスタート地点からの敵の掃討戦を開始する…

ミグ達がウェポンゴッドを倒すのはこれから約30分後の話だ。




約30分後…


「なんかラルファのやり方で倒してたらいきなり扉が出てきたね?」


「おそらく徘徊していた敵の中に倒すことにより、扉の出現条件を満たす敵がいたようですね」


ミグの言葉にラルファは答えた。


こうしてミグ達も第3階層に向けて進む。


悲しいことにラグア達にもミグ達にも第2階層はまともな方法で攻略されることはなかった。

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