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第68話7年の月日


ミグと戦いから約7年がたった。

俺がこの世界に来てからは約17年だ。

俺は未だ帝級スキル持ちをどうにかする方法を思いついていない。

エリス達をはじめとした俺の配下達や、同盟を結んだノーマンやカティアはよくやってくれている。

この7年でエリス達、俺の配下はステータスだけなら第三世代に匹敵するまでになった。

エリスに至ってはレベルが6051と言うキチガイレベルで平均基礎ステータスも300億を超える。

それに伴い、俺の配下達はそれぞれ新たな王級スキルを手に入れたがそれはまたの機会に説明しよう。

まあ、おかげでいくつもの小国を滅ぼす事にもなったが俺にとってはどうでもいい。

俺の配下達は今では、ラグア残党と言う新興勢力としてこの世界で恐れられている。

てか人魔の進化いつだよ?

まだ進化しないとかヤバくね?

ちなみにエルライド王国ではこの7年でクーデターは4回起きたのだが、全て俺の配下達が武力制圧した。

ただ俺が死んでいると言う情報はこの7年でかなり広まってしまった。

おそらくそれがクーデターの一番大きな要因なのだろう。

ちなみに俺が生きている事を知っているのは、エリス、セリー、ライナー、フィリア、フィリムと言った俺の配下の中でも幹部クラスのメンバーとノーマンとカティアに限られる。


〜〜〜


にしてもなあ…

うん、やる事がないです。

いや正確にはあるんだよ?

たださ、大勇者は見つかんないし北の大陸に単身乗り込んでも逃がさないで上手く倒せる方法思いつかないしさ。

この7年で13魔王はラグア残党勢力に対抗するために同盟を結んだらしい。

ノーマンはこっち側についたから除外だ。

もう考えるのもめんどくせー

いいや、コイツに聞こう。


おい、エリローズなんかいい案あるか?


エリローズ 「もう北の大陸に行ってその覇王とか言うのやっちゃいましょうよ。まーラグア様ならたぶんなんとかなりますって。と言うかここ最近私が暇で暇でサクッと行っちゃいましょう。」


聞くんじゃなかった。

自分で聞いといてなんだが、コイツは放置だ。


そんなやりとりをしていると、ノックの音が聞こえ入るように言うと入ってきたのはカティアだった。


「エリス様、ラグア様、少し出かけて参ります。」


ちなみに現在の俺は未だに卵状態だ。

つまりエリスといっしょにじゃないと動けないのだ。

俺はカティアに言う。


「あー、出かけるんだったらついでに奴隷商に行って今月分の玩具もらってきてくれよ。」


カティアは顔を引きつらせながら頷いた。

もう7年もたつんだからいい加減慣れてもいいのにね。

エリスなんかこの7年俺が身動き取れないから、代わりに惨殺やらせてるのに…

正直自分で遊べないのは辛いが仕方ない。

まあ、それ以外の面はカティアも大分俺に慣れたのか、リース森林国から家族や仲のいい者を呼び寄せて城の一角に住まわせたりしている。

何?あの逆ハーレム?

ヤバイでしょ。


そんな時だ。

突如、国中に声が響いた。


「ギャハハハハハハっ、オレは大勇者、カダル・ミルレウスだ。ラグアの残党だっけか?全員血祭りに上げてやるよ?ギャハハハっ」


コイツ明らかに勇者じゃねーだろ。

てか勇者やっちゃいけないヤツだろ。

たぶんアレは俺と同類の殺人狂だ。

まあ、ちょうど退屈してたところだ。

できれば帝級スキル4つ持っててほしいところだけど…。

なかったらどうしよう…。








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