表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
871/1167

第812話エリスVSラピロア


「ようこそ。ボクの拠点へ…って言ってももうはじめての子はいないよね?ラグアとやった時にたしか君もいたよね?」


「はい」


エリスはラピロアに短くそう返事をした。


エリスの返事を聞いたラピロアの神格エネルギーが爆発的に上がる。

第四形態になったようだ。


「うーん…いまいち君のキャラがわかんないなー…。アラウザルゴッドって基本的には何かが壊れてる子がなるはずなんだけどな?君は至って普通…」


ラピロアの言葉は最後まで続かずに止まる。

たぶんエリスに読心をかけたんだろう。


「あー…ばっちり壊れてるね…。どうやったらこうなるのさ?ラグアに洗脳されでもした?」


そのラピロアの言葉に今まで得に変化のなかったエリスの目がラピロアを睨みつける…


「ラピロア様。いくらラグア様の上役とはいえ言っていいことと悪いことがあります。申し訳ございませんがラグア様への侮辱はやめていただいてもよろしいでしょうか?」


力はラピロアの方が圧倒的に上…

だがエリスは引かない。


「ごめんごめん。取り消すよ。さて、新しいタイプだね?まあ勝てる気はしないけど、とりあえずはこれで行くかな?」


その瞬間ラピロアの神格エネルギーが消えてなくなる…

第一形態だ。


「ボクは八面のラピロア…数多の最高神はボクをイナゴの王とそう呼ぶ…見事8つある形態を全て打ち負かした暁には全宇宙をあげよう…それじゃーいくよー?」


いきなり口調を軽くしたラピロアが、そう言って一歩踏み出す…


おせー…

第一形態ってこんなしょぼかったっけ?

いや、俺があれから強くなったのか?

止まって見えるわ…

たしかデバフをかけまくった分体だったか?


まあもちろんそんなラピロアの動きはエリスにとっても遅すぎたようだ。

エリスは一歩でラピロアの真後ろに回るとそのままラピロアを八つ裂きにする…


「見事…」


その言葉は八つ裂きにされたラピロアではなく、復活したラピロアから放たれたものだった。

第二形態である。

たしか普通の分体だ。


だが、そんなラピロアの第二形態もエリスは先程と全く同じ動きで粉砕する…


そして…


「まあ、こうなるよね?一応やるだけやってみたけどここまで抜かれるのは当たり前だね。さあここからが本番だ。昨日はラグアにロクな見せ場もないままにやられちゃったけど、あんまり舐めてると痛い目みるよ?」


その瞬間ラピロアの体から核玉の数値で90にもなる神格エネルギーが溢れ出す…

それはエリスの神格エネルギーの3分1にも満たないが、相手はあのラピロアだ。

ここからが本番というアイツの言葉は真実だろう。


俺は戦いの行方を見守るのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ