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第805話反省会4


「さて…とは言ったが現状、俺はまだオルメテウスには勝てない。だがそれは現状だ。俺はオルメテウスとの戦いの後、ラピロアのところに少し寄ってきた。まあいろいろあって、ラピロアの第三形態とやり合う事になったんだが、そこは端折るぞ?結果は第三形態には余裕で勝てた。まあ第四形態には手も足も出なかったが…。そして第三形態を倒した俺は一つラピロアから有益な情報を得た…」


ここからはまだ話していない内容だ。

全員が俺の話に耳を傾ける…


「まあ情報ってのはオルメテウスに勝つ為の方法…つまり簡単に言うと強化の方法だが、オルメテウスが使っていたあの訳の分からない能力…アレを一朝一夕で真似るのは不可能だ。ラピロアでさえ第三形態のまま使えるのは、領域発生、領域纏い、領域循環、領域覚醒が限界で、他の技は第四形態の神格エネルギーのゴリ押しではじめて可能になるらしい…。つーか、本人がそう言っていた」


あの少ない神格エネルギーでそれを可能にするオルメテウスは長い年月をかけているとはいえ、紛れもない天才だと…ラピロアにそう言わせたのだ。


俺は続ける。


「ならどうするか?その答えはもう出ている。自己強化が無理なら装備に頼るしかない。今現在、60%しか能力を解放できていない核玉を100%まで解放する」


「その方法は…って鋭治はもうわかってるみたいね?」


俺は姉ちゃんのその言葉に笑みを浮かべる。


「ああ、俺の核玉と兄弟とも言える存在…ラピロアは確か呪玉って呼んでたな…アイツは100%まで解放している。強化内容はものによって違うらしいから伏せられたが、強化方法は変わらないらしい。これはアゼルメーテの持つ何玉かは知らないが、100%まで解放した条件とラピロアが呪玉を解放した条件が全く同一だったらしい」


そう今回得た情報で一番有益だったのは、核玉の強化方法だ。

その副産物として、アゼルメーテが100%まで解放しているっていう…知っているにこした事はないが、ある意味マイナスとも言える情報まで得てしまったが…


「って訳で俺はこれから核玉の強化の為に動く。今回に関しては悪いがメンバーは俺がもう決めている。姉ちゃんとエリスは俺といっしょに来てもらう。拠点の防衛戦力として、エリローズは残す。さらに俺が不在の間の総指揮はリーゼ、お前に任せる。一応聞くだけ聞いてやるが、異論はあるか?」


俺は言ったのだった。

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