表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
855/1167

第796話白天VS眠鬼9


「私の全身全霊を込めた一撃で相討ちか…。恐ろしい化け物だな」


「こっちのセリフだ。破壊不能の絶対防御を2枚も破りやがって…」


俺とオルメテウスはお互いの健闘…いや、イヤミの方が強いかも知れないが讃えあっている。


俺の不滅の領域纏いをぶち抜いたオルメテウスだったが、俺はオルメテウスの離脱を掴みかかることで遅らせた。

結果はオルメテウスが振り解く頃には俺の神帝の絶対領域がオルメテウスを吸い尽くした。


俺は即座に一瞬だけ解除してから、再び神帝の絶対領域を発動したが、さすがに効果範囲の外に逃げられた。


黄泉の神による復活を果たしたオルメテウスの神格エネルギーは核玉の数値で約260…

俺の不滅の概念を破った時にオルメテウスの神域纏いも同時に壊れていたようだ。


それにしても、一撃で200以上の神格エネルギーを持っていくか?普通…?


「さて、どうやら次が最後のチャンスのようだ。この増えた神格エネルギーで私は再び全力の攻撃を仕掛ける。次で破れなければ、お前の吸収速度が上回るのは明白だ。さあ、最後の勝負といこう…」


オルメテウスは奪った神格エネルギーを全開にする…


来る…

なんとしてもこの一撃だけは耐える…


俺は奪った溜めに溜め込んだ神格エネルギー…核玉の数値で1536にもなる莫大な神格エネルギーを全開にする…


その時だ。


「「!?っ」」


俺とオルメテウスは同時に反応する。

そして即座に俺達2人を襲う金縛り…

これはたぶん凍眼か…

俺も一応使えるが、ここまで頭のおかしい威力で使えるヤツは俺は1人しか知らない。

早くねーか?

いや、ぶっちゃけ一か八かだったから助かったけどさ?


「はいそこまでー。2人共喧嘩はよくないよ?」


白々しい声で一応の俺の主はそんな事を言った。


「ラピロア様」


「ラピロア」


俺とオルメテウスはほぼ同時にその名前を呼ぶ。


「2人共強くなったね?いや、オルメテウスはやっとその気になってくれたって言ったほうがいいか?まさかボクに第四形態を出させるなんて、はじめて会った時以来じゃないかな?てか宇宙がひどい状態だね?まあ、仕方ないか。これはボクからのサービスだよ。複合融合、概念、再生、創造」


そのラピロアの言葉の直後、俺たちの戦いで荒れ果てた宇宙は元通り綺麗になる。


ふざけた力…

強くなればなるほどにコイツのヤバさがよくわかる…

感じる神格エネルギーも核玉の換算で1万を超えてるし…

はじめて見た時にはわからなかったが、これが第四形態かよ?


「さて、ラグアにサービスは…いらないよね?」


これ以上言わせるなと言う調子でラピロアは言った。


つまり早く来たのはラピロアが止めに入らなければ俺は負けてたってことか。


「ああ。ラピロア様」


俺は一応感謝の意を込めてそう返事をした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 実質負けというか、ここまでのピンチに陥ったのはアルムス以来…?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ