表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/1167

第65話神に迫りし者


「まずは光速の帝で俊敏を∞にして、理の帝でHPと俊敏を入れ替えてと…」


いやいやいや、HP∞とかどうやって倒すの?

何?バカなの?


「HP∞になったところで不滅の帝で無限分裂を発動。」


亜空間いっぱいにミグが数えきれないほど分裂する。


「てか、千手観音モードだっけ?あれ便利な技だよね。いい機会だから本当の使い方教えてあげる。間合い無視する為に次元の帝を付けて、重力帝を触手に付与してと…」


間合い無視ってなんだよ。

分裂体こんなにいる時点でいらないだろ。

オーバーキルにも程があるわ。

重力帝はわからないが当たったらタダじゃ済まないのはわかる。

てか、触手に帝級スキルをのせるとかそんな事できるのかよ。


「さらに魔導帝を分裂体の制御に回してと、さすがにこの数はあたしの頭じゃ制御しきれないからね。はい、これで完成。本気モードだよ。あたしはいつでもいいよー。」


嘘だろ?おい?

勝つ勝たないどころかこんなの、戦闘はじまった瞬間消滅させられるわ。


「あれー?来ないのー?じゃーこっちから行くよー。帝級スキル、魔導帝、マジックハザードっ」


おーい?帝級スキル付与した触手どこ行った?

完全に見せたかっただけじゃん?

何?こいつバカなの?


爆発。

俺はなんとかこっそり逃した自分の体の一部から復活する。

本体?当たった瞬間消滅しました。


ヤバイだろ?

あんなのマ○ンテじゃん。


「まだ生きてるのー?じゃー連発だー」


部屋中に広がるミグの分裂体から先ほどの技が放たれる。

嘘だろ?マダ○テ連発し出したよ。


全てを破壊する魔力爆発。

立っているのはHP∞のミグだけ…のはずだった。


クソがっ

怠惰を今ので使っちまった。

もう次は防げない。

俺は七大罪の怠惰のダメージ無効を使ってなんとか生き延びた。


だが、ミグには予想以上に効果があったようだ。

完全に狼狽している。


「え?嘘でしょ?なんで?なんでまだ生きてるの?これで死なないなんて…」


「なんで?なんで?あたし、これ以上の威力の技なんてないよ。正真正銘の全力なのに、1000万年近く前に、ロロ様の分体すら消滅させた、あたしの最強の技なのに…」


ミグの技はアルムスを余裕で数万回消滅させる威力を持つ。

ラグアの使ったのがダメージ無効ではなく、ステータス上昇などだったら完全に詰んでいた。

その技により、ミグはロロの分体なら殺した事がある。

もっとも、神級スキルに守られている本体には全く通用しないのだが…

しかしそれがあったからこそ、ミグはロロに気に入られたのだが…


俺は考える。

ミグは完全に狼狽しているが、俺はもう次にこの技が来たら防げない。

だが、精神攻撃と言う意味では十分な効果があった様だ。

なんとかこのまま引いてくれねーかな。

だが、俺の祈りは通じなかった。


「ハハハハハハっ、あたしにはお前を殺せないみたいだよ。でもお前は危険だ。ジオっちの件がなくてもこのまま放っておくわけにはいかない。

発動、重力帝、ブラックホール。

殺せないなら仕方ない。永遠にあたしの亜空間の中で消滅と再生を繰り返しながら苦しめ。それがラグア、お前がジオっちを殺した報いだよ。」


俺の周りを真っ黒に覆い尽くす黒いもの。

クソっ閉じ込められた。

突如、超圧力がかかり俺の体が消滅する。

だが、俺の不滅の帝も負けてはいない。

すぐに再生する。

2つの帝級スキルは拮抗して、消滅と再生を繰り返す。


「さて、まさかあたしの最強の技で殺しきれないなんて思わなかったよ。あたしは行くよ。あとはゆっくり楽しんで。この技は一度入ったらお前の存在が消えるまで出れないからね。自殺したくなるまでゆっくり遊んでてね。」


その言葉を最後にミグは転移した。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] インフレすぎて何が何だか分かりません
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ