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第773話いざ神界へ…


「エリス、俺とエリローズはオルメテウスを殺りに神界にいく。ここは任せたぞ?できれば早急に合流してくれた方がいいが、概念融合はやばくならない限りは使うな。せっかくの神格エネルギーの入れ食いだ。オルメテウスを倒す事も大事だが、お前自身を強化する事も大事だ」


「はっ、仰せのままにっ!!」


俺は悩んだ末にそんなよく言えば臨機応変…悪く言えば中途半端な命令をエリスに下した。


エリスが俺の命令に従い四情四鬼との戦いが再開する。


「ならとりあえず俺がいるうちに…発動、概念、消失、さらに万物の神、森羅万象っ」


俺は消失の概念で姉ちゃん達にかけられた封印を解除しつつ、森羅万象で姉ちゃん達を亜空間に隔離する。

その森羅万象の対象はリーゼとミグもだ。


ちなみにすんなり森羅万象を受け入れた姉ちゃん達やリーゼと、かなりの抵抗があった為、神格エネルギーでゴリ押し幽閉したミグの話は今はいいか…


俺はそのままオルメテウスが待ち構える神界に向けて転移するのだった。




時はほんの少しだけ遡る。

ティナがラグアに敗走した直後…



〜最高神、鬼情が収めるオルメテウスの神界〜


現在そこには2人の人物がいる…

1人はオルメテウス…だが、既に全身を覆っていたローブを脱ぎ払い、中性的な素顔を露わにしている。


もう1人はオルメテウス達に鬼情と呼ばれているこの宇宙の最高神…

見た目ではオルメテウス同様、男か女なのかもわからない…

何故なら体のラインがわからないローブに身を包み、その顔は四情四鬼同様に面を被っているからだ。


能面…実際には細かいデザインは少し異なるが、ラグアが見たらそう表現するだろう。


「喜鬼が負けた。じきに白天が来る」


「!?っ」


最初にそう言葉を発したのはオルメテウスだ。

既に神眠を解除しているオルメテウスには神眠時の様な言葉の間に妙な間は存在しない。


そしてそんなオルメテウスに対し息を飲んだのは鬼情である。


「オルメテウスっ!?それは本当なのか?他の四情四鬼ではないのか!?」


取り乱した様子の鬼情の声はまるで機械の音声の様な声質でそこからも性別を判断する事はできない。


「残念ながら事実だ。まあ死んではいないが。おそらく喜鬼…いや、ティナはどこかの宇宙で復活しているだろうな」


オルメテウスは言った。


オルメテウスの知っているティナ・ポロワは用心深い。

オルメテウス支配下の宇宙全てに、分譲の概念で分けた自らの魂を万が一の保険に残している。

そしてそれを媒介にして黄泉の神をかけていることも…

どこに復活するかはオルメテウスも知らない。

知っているのはティナだけだろう。

そもそもこの保険はアゼルメーテとの戦いの後にティナが自ら施したのだ。

そしてアゼルメーテとの戦い以来、ティナがここまで追い詰められた事はなかった。


そんな時だ。


『ごめん、オルメス。負けちゃった…』


ティナからオルメテウスに向けて神通が入ったのは…

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