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第772話合流2


俺達はオルメテウス陣営の側近である四情四鬼…

喜鬼を除いたとはいえ、決して弱くはない3体を圧倒的な力で蹂躙している存在…

エリスの元へ転移してきた。


うん、この気配…

理由は不明だがエリスはアラウザルゴッドになっている。

だが、今は敵陣のど真ん中だし、オルメテウスを殺るのにどのぐらいかかるかわからない以上、ラピロアが仲裁に来るまでの時間的余裕もない。

だが、最低限これだけは聞いとくか。


「エリス、詳しい話は後だ。姉ちゃん達はどうした?」


「はっ、リオーナ様達は現在敵の封印の概念により、動けない状況です。解除はいつでも可能ですが、戦闘の余波に巻き込まない為、そのままにしております。いつでも解除は可能ですがいかが致しますか?」


俺の問いにエリスはそう答えた。


俺は考える。

アラウザルゴッドと化したエリスの力は凄まじい…

姉ちゃん達がいた場合、エリスが全力で戦えば間違いなく余波で巻き込まれるだろう。

ならこのまま全てを終わらせた後で封印を解いた方が得策か…


ここは完全にエリス1人で完封できる。

ならそろそろ、本丸のオルメテウスがいる神界に攻撃を仕掛けてもいい頃だ。


ここでコイツらをエリスといっしょに潰してもいいが、それだと最悪オルメテウスが乗り込んできて、乱戦になる。

乱戦は想定外の結果を生む可能性があるから、できればやりたくはない。

それに時間的にも、オルメテウスを落とすまでにこれ以上の時間を使いたくはない。

既に俺がオルメテウスに仕掛けてから40分以上…


俺もオルメテウスも互いに戦力をすり減らしながら戦いが進んでいるが、(正確には四情四鬼は全員健在だが、エリスの猛攻でティナ以外はもはや事実上の戦力外である)お互いのエース級…俺の側だと俺自身とエリスとエリローズ…オルメテウスの側だとオルメテウス、そして鬼情とかいう見たこともないヤツは健在だ。

さらにはティナもおそらくは健在…


鬼情とかいうヤツの実力は未知数だが、四情四鬼がこれだけ出張っているにも関わらず、神界に引きこもっている。

それが意味することは何か…

オルメテウスは四情四鬼と共闘して俺を倒す、もしくは足止めをするよりも神界にて鬼情とかいうヤツといっしょに待ち構えた方が勝算があると判断したのだ。


つまり鬼情はただの雑魚ではない。


ここはエリスに任せて俺はエリローズと共に神界に乗り込むか?

できればエリスも神界に連れていきたいが、リーゼとミグでは四情四鬼はたぶん抑えきれない。

そしてそれは姉ちゃん達の封印を解いてもたぶん変わらない。


なら…


俺は悩んだ末に口を開く。

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