第761話白天VSティナ
〜現在〜
「ティナちゃんはいつか必ずアゼルメーテもラピロアすらも黙らせて、オルメスの夢を叶える。白天、お前は強いよ。はっきり言ってティナちゃんもオルメスも霞む程の天才だよ。でも残念だよ。生まれてくるのが遅すぎたね?領域循環っ!!」
そう言ったティナは俺がギリギリ反応できる速さで俺に迫る。
なんつースピードしてやがる…
俺は突っ込んできたティナをギリギリで避ける。
「これを躱すか?いい事を教えてあげるよ。概念による領域系の技はその概念の可能性なんだよ。領域発生は超圧縮した概念の塊…。領域纏いはその圧縮した概念を自らの周囲に…。領域覚醒はほんの一瞬概念の本質を引き出す…。あ、長時間は使えないよ?概念に飲まれちゃうからね?そして、領域循環は…自らの体内に圧縮した概念領域を発生させて、瞬間的にアラウザルゴッドすら超える動きを可能にする…」
「ふざけんなチートがっ!!」
俺は思わず叫んだ。
「なんとでもいいなよ?アゼルメーテより後に生まれたガキの覚醒神ごときに遅れをとるティナちゃんじゃないよ?でも不思議だな。この程度ならなんであんな予言になったんだろうね?ティナちゃんにもわかんないや…」
クソが…
温存なんかしてたら負けちまうわ。
俺は切札を2つ共切る事を決めた。
「まあ、今のはほんのあいさつだよ?次は領域覚醒と組み合わせた領域循環だからスピードも威力もさっきとは比べものにならない。白天、これで終わりだよ」
そう言ったティナはすでに動き出していた。
躱せない…
そもそも反応できるスピードではない…
ティナの一撃は俺に直撃した。
「!?っ」
だが、驚愕の表情を浮かべたのはティナの方だった。
ティナの一撃は俺に直撃した。
そう。
俺はその上で無傷なのだ。
「は!?え!?ありえないよ!?」
ティナはまだ驚愕から回復していない。
俺は千手観音モードによるカウンターのラッシュを叩きこむ。
そのほとんどが、受けられるなり避けられるなりしたが、それでも何発かはティナに被弾した。
核玉の数値でおよそ10程度の神格エネルギーを奪うことに成功した。
なんとなく感覚でわかっていたが、領域纏いとは同時には使えないらしい。
もし、同時発動していたら俺の触手は見るも無残な何かに変えられ、逆にダメージを受けていたのは俺…いや、ないか。
今の俺がダメージを受けるかどうかも怪しいしな?
「領域纏い、概念、不滅…。抜けるもんなら抜いてみろよ?ティナっ!!」
俺は言ったのだった。




