表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/1167

第63話帝級スキル六道


「じゃー、今度はこっちから行くよ?次元魔法、エリアバーストっ」


ミグに迫っていた俺の触手が完全消滅する。

マジかよ。

俺は触手を再生させながら水星帝を解放する。

七大罪と七大天使は倒された時のリスクが大きすぎる。

ここぞと言う時まで温存しよう。


「アクアハザードっ」


アクアハザードは金精王の自動防御を貫き、ミグの多次元結界に激突する。


相殺、一瞬ミグの多次元結界が消える。


「あれ?帝級スキルかな?多次元結界消えちゃった。」


こんなチャンス逃すわけねーだろ。

続いて土星帝も解放する。


「ベビーコアっ」


ミグを超高温のエネルギー体が襲う。


できればこれで終わってくれるといいが、そんな甘くないだろう。


「発動、帝級スキル、六道、餓鬼道」


うん、ベビーコア食われたわ。

頭おかしいわ。


「えーっとラグアだっけ?すごいね。一回の戦いで帝級スキル2つも使ったの神魔大戦以来だよ。」


ミグははじめてラグアの名前を呼んだ。

それはミグにとって名前を呼ぶに値する相手と認めた事だがラグアは知らない。


だが、ミグは続けて六道の能力を使う。


「発動、修羅道、」


ミグのステータスが倍に跳ね上がる。


「さらに、発動、人間道、畜生道。」


「多次元結界を破ったご褒美に教えてあげる。修羅道はあたしの全ステータスを倍にする。畜生道はあたしの理性と引き換えにスキルの力を底上げする。人間道は吹き飛んだ理性を疑似人格を作り出して正常に戻す。それじゃ行くよー。すぐに死んじゃダメだよ?」


「キャハハハハハハハハハ」


ミグの連続攻撃に俺の身体は既に原型をとどめていない。

不滅の帝がなければとっくに死んでるわこれ。

ここまで化け物だともう笑うしかない。


グチャっビチャっグチャっ

気持ち悪い音は俺の身体の破壊音だ。

ヤバイな。

このままじゃ、近いうちに消滅する。

俺は不滅の帝の分裂を発動させる。

とりあえず100億ずつ振るとして、16体でいいか。

さらに幻惑の帝で1000体の分身を作り出す。

ジオと戦った時にとった戦法だ。

あの時より俺の力は上がっているし、本来ならミグは死んでいるはずだ。

だが…


「発動、王級スキル拳王。」


ミグが拳王を発動する。

これでアイツの力と俊敏は7000億を超える。

頭おかしいわ。

現在キチガイステータスのミグと、俺の分裂体と分身軍団の力は拮抗している。


やっぱり押し切れないか。


「これでも死なないどころか互角とかヤバすぎだよー。そんじゃどんどん行くよー。天道と地獄道は戦闘向きじゃないから、これでいいや。次元魔法、次元切断。」


ミグに群がっていた俺の分身と分裂体がバラバラになる。

すぐに再生するが、俺の攻撃が途切れる。


「それじゃーどんどん行くよ。発動、帝級スキル、地獄帝。」


ミグが6体に分裂した。

これで3つ。

アイツの帝級スキルはまだ出してないのが5つ。

対するこっちはまだ出していないのは、七大罪と七大天使のみ。

こりゃマジで今回は終わったかもな。

俺は他人事のように考えた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ