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第744話覚醒神たちの大戦6


初撃…

白神柱の下位の者達のバフを受けたキャリーメルの様子見の一撃は喜面の胴体に入るが、なんと手応えを一切感じることなく突き抜けた…

様子見…それこそキャリーメルは5割程度の力でしか攻撃していないが、それでもこれはあまりにも予想外すぎた。


「どうも死なないとわかってると防御が鈍りますわー」


対する喜面はさも当然のようにそう言った。


神格エネルギーは確かに感じる…それも自分よりも上だ。

これが防がれて弾かれたならわかる。

だがこれは…

キャリーメルは意味がわからなかった。


「発動、概念、光天、白き冥星」


そんな時だった。

セスが自らの概念に神格エネルギーを込めて喜面に放ったのは…


光天の概念…それは数ある概念の中でも最速クラスのスピードを持つ。

いかにセスと喜面の神格エネルギー差が開いているとはいえ、そう易々と躱せるものではない。


「そりゃちょっと面倒ですわー」


そんな喜面の選択は防御…

セスの攻撃を弾く。


だが喜面が防御反応をとったその間にもセスは動いていた。

自らが放った白き冥星の真後ろに隠れながら…


「痛いですよー?」


セスの神格エネルギーを込めた一撃が通り、喜面の神格エネルギーが減少する…

それは喜面の総合神格エネルギーから見れば僅かではあったが、セスが喜面にダメージを与えた事は事実だった。

セスが狙ったのは、たった今セスの概念を弾き飛ばした喜面の腕だ。


「セスに続け!!」


これを好機と見たキャリーメルは喜面にたたみかける。

白神柱たちによる神格エネルギーを込めた間隔をあけない波状攻撃が喜面を襲うが、最初同様にすり抜ける。


どうゆうことだ?

キャリーメルは考える。

セスは何故ダメージを与えることができた?

最初の自分の攻撃は擦り抜けた。

次のセスの概念は弾いた。

更にセスの追撃にはダメージを受けた。

そのあとの全員での波状攻撃は全て擦り抜けた。


何故だ?

最後の波状攻撃にはセス自身も加わっていた。

つまりセスが特別なわけではない。

そもそもセスの概念の攻撃は何故受けた?

ヤツの能力が全ての攻撃を無条件で擦り抜けるようなものだったらアレも受ける必要はなかった。

何かある。


キャリーメルがそんなことを考えていた時だ。


「これ以上様子見してるカラクリがバレそうなんでちょっと本気出しますわー」


その瞬間喜面の神格エネルギーが膨れ上がる。

力を全開にしているのだ。


「来るぞ。警戒しつつ一旦後退しろ」


キャリーメルはそう指示を飛ばすのだった。

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