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第61話魔王乱入


リリスの体から黒いオーラが吹き出す。


俺はリリスを観察する。

なんだ?ステータスは変わってないのに、リリスに余裕が生まれた。

と思っているとまたヤツが揺らいだ。


クソが。

また逃げやがった。

考えるのは後だ。

こいつを殺してアイツを追う。

俺はベビーコアをリリスにぶち込む。


「ぐあああああ」


さて、行くか。あ?


一度消滅したリリスが原型をとどめない状態のまま、リリスが向かってくる。

なんだよ、これ?

不滅の帝か?

いや、アイツに帝級スキルなんかない。

というか、完全消滅すれば不滅の帝でも再生なんかできない。

俺はここではじめて、リリスの王級スキルをみる。


王級スキル、毒生王、傀儡の王、暗黒王の効果はと…


〜〜〜


ヤバイな。

舐めてたわ。

正直、甘かったわ。

だが、これで無敵かと言われたら答えは否だ。

要はこの足止めに戦力を残しつつ、本体を追えばいい。

暗黒王の効果が切れた時がアイツの最後だ。

俺は不滅の帝の分裂を使用する。

HPは半分の800億まで減るが、アイツを殺すにはむしろオーバーキルなぐらいだ。

分裂を使用して、片方が本体に向かうと足止めリリスから余裕が消える。


「なっ、そ、そんなっ」


「終わりだよ?どう足掻いても無理なものは無理だ。」


不滅の帝は万能スキルだ。

生存特化の暗黒王に一点だけは負けたとしても、他の部分で十分補える。


おっ、俺の分裂体も本体に追いついたな。

これで終わりだな。


〜〜〜


10分後〜


足止めリリスは暗黒王の効果が切れて消滅。

本体の方の暗黒王の効果も、既に切れた。

足止めについていた分裂体もこちらに向かっているが、いなくても十分だろう。


「待ってくれ。降参する。無条件降伏します。だから…」


「あ?もうおせーよ?」


俺がベビーコアを打ち込もうとした時だ。

ふいに声がした。


「あのさー、そいつ殺すのはどーでもいいけど、あたしはお前を殺さなきゃいけないの。3年ずっと考えたよ?やっぱりあたしにはお前を、ジオっちの仇を、放置する事なんかできない。ここで折れたらそれはもうあたしじゃない。お前はここで殺す。」


その声の後に現れたのは、9歳ぐらいの青髪の美少女。

だが、体中から放出する殺意と絶対強者を証明するオーラが少女が何者かを物語る。


「敵にも名乗るのが礼儀だってミュラっちが言ってたから、一応名乗るね?あたしは13魔王…あー、もうあれはどうでもいいや。魔王、ミグ・ヒピー。ジオっちの恨みここで晴らすよ。」


こうして、俺は久しぶりに格上と向かい合った。


尚、現在リリスは死にものぐるいで逃亡中だが、誰も気にするものはいなかった。





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