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閑話カティアの里帰り3(総合3000p記念&PV300万記念)


「フォティアちゃんね?私はこれからママのところに…」


カティアは言いかけたが、言い終わらないうちにフォティアは叫ぶ。


「フォティア様だっ!!不敬罪だぞ?それからママは今忙しいから別の日にしろ!!」


カティアはその言葉を聞いてため息を吐く。

全くどうゆう育て方をしたらこうなるの?


そんな事を思っているカティアだがカティア自身もまともに育ったかといえば甚だ疑問の一言に尽きる。


カティアはフォティアを無視して執務室の扉を開ける。


「待てっ!!フォティアを無視したら処刑だぞっ?待てっ!!」


執務室に足を踏み入れたカティアを追いかけてフォティアも入室する。


執務室の中央には1人の女エルフが座っていた。

その外見は若々しく外見は20代後半ぐらいに見える。

だが、実際は300歳ちょっとあたりで人工固有スキル、不老により老化をストップさせた結果だ。


ミティアは顔をあげる?


「あら?カティア?久しぶりね?」


ミティアは言ったのだった。



〜10分後〜


「ほら?フォティア?話してた偉いお姉ちゃんよ?この国が平和なのもお姉ちゃんのおかげなのよ?」


「本当に姉上か?ママまでフォティアを騙そうとしているんじゃないのか?」


自分を紹介されたフォティアはまだこんな事を言っている。


「いったいどうゆう育て方をしたらこうなるの?」


そうカティアは思わずその一言を言ってしまった。


もちろん返ってきた言葉は…


「記憶にあるカティアと同じように育てたわよ?」


そこでカティアは得心がいってしまう。

カティアは両親に魅了の魔眼をかけることで、めちゃくちゃに甘やかされて育てられた。

その育て方をフォティアにもしたら…結果はこれである。


カティアがそんな話をしていると…


「お?カティアが来てるのか?久しぶりどころの騒ぎじゃないぞ?何百年ぶりだ?」


「パパただいま。200年ちょっとかな?」




その後はパパとママとフォティアと食事をしたり、出かけたりしながら1週間はあっと言う間に過ぎていった。

出かけるたびに花道ができあがるのはもはや仕方のない事だとカティアは諦めた。

そしてこの1週間でフォティアともだいぶ打ち解けた。




〜別れ際〜


「今度はもうちょっと頻繁に来なさいよね?」


「仕事に疲れたら帰ってこいよ?」


「うん。ママ。パパ」


カティアは答えた。


「フォティアも姉上のところに行くぞ?」


「だーめっ。お姉ちゃんのところには怖ーい殺人鬼がいっぱいいるからフォティアは食べられちゃうよ?」


半分冗談で半分本気で答えたカティアの言葉にフォティアは身震いをする。


こうしてカティアは里帰りからイグロシアルに向けて転移する。


やっぱり家族っていいな…

今度はもうちょっと…それこそ一年に一回ぐらいは帰ろう。

カティアはそんな事をしみじみ思うのだった。

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