第679話コレートル追撃戦(in地球)32
さて、なんか知らないけどユニ◯にきてしまった。
なんだかんだで俺はユ◯バは来るのはじめてだが、さすがに32年も経っていると知らないアトラクションと言うか、そもそも映画自体知らねーよ…って言いたくなるようなものばかりだ。
俺はそんなことを思いながら女2人といっしょに適当に遊ぶ。
まあノーマンのバカとは違うが、たまにはこうゆうのも悪くないだろう。
〜
〜帰り際〜
「あの…ラグアさんの予定が終わったら合流しません?よかった連絡先とか貰っても…」
可蓮はユ◯バの出口でそう持ちかけてきた。
さて、どーする?
俺は考える。
ここまで遊んでて断るのも不自然だが、そもそも俺は携帯を持っていない。
まあイグロシアルにいれば配下との連絡は神託か神通で十分だから必要ない為だ。
一応イグロシアルにはウリンが作ったスマホもどきはなんだかんだ普及しているが、あれはさすがに別の宇宙は無理だが、惑星間のやりとりを可能にする訳のわからない程、高性能なものだ。
ちなみに俺の配下…イグロシアル軍の標準装備である。
あんなものをこの世界に持ち込むわけにはいかない。
かと言って創造の概念を使用して俺の記憶で作れば俺が捕まる前の40年近い型落ちになる。
それはそれでヤバイヤツだ。
なら…
俺は瞬間的に神の千里眼を発動させる。
手近なヤツは…アイツでいいか。
俺は近くに歩いていた男のスマホを創造の概念でコピーする。
電話番号?んなもんあの男のヤツでいいや。
パスワード?読心で読みとった。
同じ番号が2つ?あの男のスマホを支配の概念で使用不能にしよう。
俺は神の力と概念を駆使した意味不明なサイバー攻撃でスマホを手にいれる事に成功する。
「いいぞ」
ポケットからスマホを取り出してにこやかに言ったのだった。
〜
可蓮達と別れた後、俺は日本最大の広域暴力団、八代目北川組の総本部の前にいる。
さすがに日本最大のヤクザの事務所なだけあって警備は厳重だ。
鷹宮組などとは比べものにならない。
「三島鋭治だ。龍君…いや本郷龍二さんと約束がある」
「はい。伺っております。中で親父がお待ちです」
俺を出迎えた、若いがどう見ても素人の身のこなしではない男がそう言って俺を案内する。
俺は男に続いて中に入るのだった。




