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第613話対悪食戦線51


リーゼがリオーナと会話している頃…


ミグとリムリットもまた、フォースアイのコレンを相手に拮抗していた。

もっともリーゼ達と違うのは、こちらは連携もへったくりもありはしない事だ。



「ゴッドバーストっ!!」


ミグのゴッドバーストの嵐が吹き荒れる。

コレンはそれを後ろに身を引く事で躱す。


「ミグ。どうゆうつもりですか?黄泉の神を牽制なんかに使うとは…あなたは何を…」


リムリットがたった今のミグの行動に抗議をするが、ミグはそれに反論する。


「うっさいなー。あたしの黄泉の神はお前らみたいな師匠からの借り物じゃなくて自前なんだよっ!!あたしがどう使おうが勝手じゃんっ!!」


「マスターと同じ素晴らしい力をそんなくだらない事に使うとは愚か過ぎて何も言えません」


「もうっ、ほんとにうるさいよっ!!リムリットっ!!あたしお前嫌いだよっ!!」


コレンという強敵との戦闘中に仲間割れをはじめる始末である。


だがそれでも多数の概念を同時発動させながらミグとリムリットが、フォースアイ第三位のコレンと互角に渡り合っているのは、紛れもなくミグとリムリットの実力である。


光の速さを超える超高速の攻防が、ミグ、リムリット、そしてコレンの間で繰り広げられる…


「やるね?正直なめてたよ。2対1でも私1人で十分だと思ってた。でも何故か押しきれない…。神格エネルギー的には私が有利のはずなのに…。これでそっちの連携がまともだったらって思うと恐ろしいよ」


気持ち悪い見た目に似合わない鈴の鳴るような声で、コレンはそう言った。


「そもそも師匠が言わなければこんなヤツと…」


「それは私のセリフです。マスターの命令がなければ…」


ミグとリムリットがお互いに文句言いかけた時だ。


その存在が転移してくる。


「失礼します。エリローズ様の命令で援軍にきたアナシスタと…」


「「ちっ」」


その舌打ちはミグとリムリット2人同時に聞こえた。


「エリローズの援軍?あーもういいや。見た事ないヤツだけど協力してアイツを倒すよ。そんでそれが終わったら…」


「こいつに…」


「この方に…」


「どっちが(どちらが)上かわからせてやるっ!!(わからせてあげます!!」


ミグとリムリットは同時に言ったのだった。


そんな中アナシスタだけは援軍の2択のうち、ハズレを引いた自分の運の無さを呪うのだった。

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