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第583話対悪食戦線22


「やってくれるじゃねーかよっ!!この化け物がっ!!」


普段の様子とは似ても似つかない本性を剥き出しにした、シャドウリーゼはシャドウリオーナに毒づいた。


覚醒…そうアラウザルゴッド以外できるはずがないそれをやってのけたシャドウリオーナは、たった今シャドウリーゼの猛攻を片手間に受け流しながらシャドウシュドレを始末したのだ。


「あら?可愛い姪っ子にそんな事言われたら、あたし傷ついちゃうわよ?」


対するシャドウリオーナは余裕の表情でそんな事を言った。


おかしい…

どう考えても…

シャドウリーゼは考える。

覚醒…それはシャドウウルドナートの情報によれば、アラウザルゴッドの能力…つまりはアラウザルゴッドだけの特権のはずだ。

そして、自分が出会った事のあるアラウザルゴッドはオリジナルラグアのみだ。

もし本当にシャドウリオーナがアラウザルゴッドと化していれば、オリジナルラグアが放っておくはずはない。

つまりシャドウリオーナはアラウザルゴッドではない。

なのに現状、シャドウリオーナのステータスは数倍にまで跳ね上がっている。

何かカラクリがあるはず…

シャドウリーゼは思った。


「リーゼちゃん休憩かしら?あんまり時間をかけるわけにはいかないし、こないならこっちからいくわよ?」


くる

そうシャドウリーゼが思った時にはシャドウリオーナは既にシャドウリーゼの前から消えていた。

なんとかギリギリで急所は避けたが躱しきれなかった。

右肩にくるかなりの衝撃…

相当量の神格エネルギーを持っていかれた。

しかも何かの概念の影響か、右肩からは神格エネルギーが漏れ続けている。


「すごいじゃない。さすがは可愛い姪っ子ね?まあ、上手く急所は避けたみたいだけどあたしの攻撃は当たったら終わりなの。あたしの概念、神毒は神すら通じるのよ?」


シャドウリオーナがそう言った瞬間、シャドウリーゼの頭の中で全てが繋がった。


そうか。

神にすら通じる毒…

そうゆう事か。


「リオーナ。わかったよ。やっぱりあんたはアラウザルゴッドじゃない。概念の神毒を自分に使ってステータスを底上げしてるだけ。何が覚醒だよっ!!まがいもののイナゴのくせにっ!!」


シャドウリーゼは叫んだのだった。

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