第49話次の目標
エリローズの言う通りに動くのは、気に入らねーが、何をするにしろ、今の俺はコイツらの足元にも及ばない。
エリローズの目的は不明だが、今のところは、俺に味方している。
エリローズ 「私はいつでもあなたの味方ですよ?」
黙れっ白々しい。
おいっエリローズ 、神に至るには、どうしたらいい?
それから神級スキルを手に入れるにはどうすんだ?
教えろ。
エリローズ 「まず、神級スキルを手に入れるには、神級スキルを持つ者を倒すか、10個の帝級スキルから派生させるかの、どちらかですね。そして、神に至るには、ラグア様なら次の進化で魔神にまで至れるはずです。」
神級スキルを持つ者を倒す?
ふざけんな。
テオレームみたいな化け物に勝てるわけないだろ。
って事は帝級スキルを持つ連中、つまり第二世代を狩らなきゃいけないって事か。
でもアイツら、どこにいるかわかんないしな。
俺、索敵系スキルなんもないんだよな。
そもそも、魔王順位4位のヤツには、勝てるかどうかも怪しい。
というか、たぶん負ける。
って事は地道に魔王なり勇者なり潰してくしかないのか。
めんどくせー。
なら、まずは女王不在の、ゾフィス夜王国でも潰すか。
ミュラもミュンもこの三年間消息不明で、自国にも帰ってないらしい。
だが、アイツら抜きでもあの国は強い。
吸血鬼の主従関係は、強さが全てだ。
魔王が2人も抜けた現在の国は、ミュラの配下達が取り仕切っている。
次の目標は、ゾフィス夜王国だ。
そうと決まれば、俺は配下に指示を出す。
「フィリアっ転移の準備をしろ。フィリムとライナーはエルライド王国にて待機、国を守れ。13魔王が暴走してるさなか、国を空にはできない。エリスとセリーは俺と来い。ゾフィス夜王国を潰す。支度しろ。かかれっ」
「「はっ」」
俺の配下達は散る。
ゾフィス夜王国を潰したら、次は勇者のいる国でも1つ潰すか。
一番近いのは…ルシエル聖国か。
ここでいいや。
そういえば、勇者を殺した事はまだないな。
できれば、勇者が帝級スキルを持っててくれれば、助かるが、そう上手くいかないだろう。
まー俺達は一騎当千クラスだし、支配じゃなくて、国を潰すのが、目的なら少数精鋭でいいだろう。
転移の都合があるから、フィリアはメンバーから外せないが、ルシエル聖国には、ライナーとフィリムを連れて行こう。
俺は次なる目的地に思いをはせる。
そんな事を考えている間に、部下達の準備が整ったようだ。
俺達は、フィリアの転移魔法で、ゾフィス夜王国に飛ぶのだった。




