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第5話絶対絶命


ヤバイ! 完全にこれはマズイ。

ステータスを見るまでもなくわかる。

これは無理!

すると頼んでもないのに、勝手に相手のステータスが表示される。


固有名 なし


種族 メドコ


Level25


HP105/105


MP45/85


力97


耐久95


敏捷147


通常スキル

水流Level1

水針Level1


固有スキル

なし


称号

なし


うん無理、てかあれメダカじゃん?

国内最悪の殺人鬼がメダカに殺されちゃうの?

我が生涯に一片の悔いありまくりだよ?

一片どころか悔いしかねーよ?

なんて、完全に現実逃避してる間に、メダカもといメドコの体当たりを、かろうじて避ける。

いくらステータス差が半端なくても、遥か遠くからの体当たりは、さすがに当たらない。

メドコはそのステータスの弊害か、スピードがつき過ぎたのかUターンに手間取ってる。

俺はその隙をついて、メドコの目玉に体当たりを仕掛ける。

激突、だがメドコHPはわずか2減っただけ。しかも隙だらけの俺に向かって回避不能の尾ビレの一撃が飛んでくる。

終わった。短い人生いや、アメーバ生だった。

!?

俺がアメーバ生を諦めかけたそのとき、突如上からメドコよりさらに巨大魚が降ってきて、メドコを吹き飛ばす。

メドコはまだ生きてはいるが傷は浅くない。

俺は、死にものぐるいでその場を逃げ出した。

後ろには、メドコと巨大魚が争っている、轟音が響いていた。


はあっはあっはあっ

なんとか巻いた。

アメーバだから息なんか切れるはずないのに苦しい。

恐らく精神的なものだろう。俺は近くに隠れられそうな岩を見つけると、その下に隠れた。


クソがあぁぁっ、この屈辱絶対忘れねえ、あのメドコとかいうメダカ野郎も、その後に出てきたもっとでけーヤツも絶対殺してやる。


正確には、メドコの後に出てきた巨大魚には助けられたのだが、そんなことは関係ない。

彼は連続殺人鬼なのだ。

正真正銘のサイコパスなのだ。

従って、まともな精神など、持ち合わせてないのだ。

受けた屈辱は忘れないが、受けた恩など次の瞬間には忘れている人間なのだ。


ともかく俺は奴らに復讐を誓い隠れていると、突然大量の経験値が入ってくるのがわかった。

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― 新着の感想 ―
[一言] まだ読み始めたばかりですが、主人公がそのへんに居そうな兄ちゃんって感じで、なんとなく期待していた感じではないですね。 「サイコパス」のタグから来ましたが、どう見てもサイコパスではないし、10…
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